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2015年4月30日 (木)

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー 3日目

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー

クラス:HC ステージレース 3日目 

開催国:トルコ

距離:165km

天候:晴れ

 

今日のレースは34km地点に2級山岳が、108km地点とゴールに1級山岳が設定されている山岳コースでした。

 

 

レース前のミーティング

今日の自分への指示はトップ集団に残る事。

無駄な動きはせずに山岳では必ず集団前方で入るようにと念押しされた。

 

 

レースレポート

 

今日は最初からアタックする必要が無いので少しユックリ目にスタート地点に行き、集団後方からスタート。

パレード走行中に、ランプレのフェンチュンカイから「おはよう」と声をかけられる。

パレードは3kmで終わりレーススタート。

アタック合戦が始まるが集団内で見ている。

なるべく足をまわす事を意識しダメージを最小限にする事を意識する。

15kmを過ぎたあたりからチームのメンバーで前方に上がっていく。

逃げはまだ決まっていない。

良くない展開。

登りが始まる。

逃げが決まっていないせいでハイスピードで登りに突っ込む。

アタックがドンドンかかり、集団が伸びる。

10人以上が先行しそこに向けて集団から少数の選手が飛び出し、追いつき、更にメイン集団が伸びながら追いつくというのを何度も繰り返す。

集団にいるとインターバルがかかりキツイと判断し、集団の中でも10番手ぐらいに位置取る。

前方のほうが追走の動きに早く反応できるので、集団が伸びる事によるインターバルのダメージを受けにくい。

かなりキツイがまだ行ける。

アタックをかけて吸収されたのか、この世の地獄にいるかのような形相で選手が下がっていく。

ペースが上がるがまだ粘れる。

粘れはするが「早く終わってくれ」そう祈っていると数人が飛び出した。

ワールドツアーチームがいつもの如く横に広がり逃げを決めさせようとする。

全員かなり疲れていたのか追走も無く逃げが決まる。

集団内に「やっとか」という空気が流れていたようにも感じた。

そこからは安定したペースで2級山岳を通過し、下った後に平坦区間入る。

 

チームで固まっている位置をキープする。

右側から見慣れない白いジャージの選手が上がってくる。

前に入られるとチームが分断されて嫌なので若干右に寄せつつ位置をキープする。

スレスレを通過して行き、その際に自分の手から静電気が走りバチッっとなる。

向こうも静電気を感じたのかこっちを見てくるが、そのまま通り過ぎていった。

直後、左にいた士揮から「今のグライペル」と焦った声で言われる。

改めて見ると、チャンピオンジャージだった。

 

その後平坦区間が終わり80kmから始まる1級山岳に入っていく。

始めは緩めの登りから始まる。

この間に前に上がり上りやすい位置をキープする。

そこから徐々にペースが上がり出す。

とにかく回転を意識して登る。

ギアをかけてしまうと後半まで絶対にもたない。

メーターを見て距離を確認しながら登る。

勾配がキツくなり一番軽いギアでも重く感じてくる。

「これが続くと千切れてしまう。早くペース落ちろ」と思いながら耐える。

99kmに設定されているビューティーオブターキースプリントラインを通過する。

その直後にペースが緩む。

ギリギリ助かった。

しかし先にはツヅラ折の登りが見える。

限界を感じるが粘るしかない。

再びペースが上がり出す。

さっきのダメージも回復しきっておらず、少しずつだが集団内を下がり始める。

自分の位置をキープできなくなりだすと心が折れそうになるのでマズイ。

「粘れ」という重いとは裏腹に足が限界で集団最後尾まで下がっていく。

1級山岳の終了までラスト1kmの表示を通過する。

「これなら遅れても下りで追いつけるか?」

そんな弱気で甘い気持ちが出てくる。

しかしレースはそんなに甘くない。

集団の前を見上げると、集団の前に数人の選手がいる。

何が起きているのかは分からないが、アタックして飛び出したか、逃げ集団が降って来たかだろう。

どちらにせよ良くない。

その証拠に集団が縦に伸び出す。

前にいる数人の選手を吸収するために集団のペースが上がる。

完全に自分の限界ラインを超えてしまい、千切れる。

千切れた瞬間に集中が切れて一気に減速する。

なんと山頂に着いたときには、下っている先頭集団が遥か彼方。

しかも2つに分かれている。

先行している集団にいる選手は一体どれ程までのペースアップに耐え切ったのだろうか?

下りに入るが登りで出し切りすぎたせいで加速できずドンドン抜かれていく。

その内に先に千切れていた士揮が合流し2人で「メイン集団から遅れた選手が集まる集団(グルペット)」に合流する。

合流したグルペットにはフェンチュンカイとリケーゼ・マキシミリアーノを含むランプレが3人もおり、猛スピードでメイン集団を追いかけ出す。

諦めていないのだろう。

そんなスピードに登りで遅れた選手たちが堪えれるわけも無く、集団が木っ端微塵になる。

先頭がそれに気付きペースを落として再び集まる、というのを何度も繰り返す。

かなりの地獄絵図。

チームカーがやって来て大門さんから「最後の登りで全力で登れるように足を溜めておけ」と指示される。

自分も先頭交代に入るがキツ過ぎるのと足を休めるために、何度も付いて行くだけ集団最後尾まで下がる。

「あと1km耐えていば今頃は集団の中で休めていただろうに」という思いが頭に浮かぶ。

すると144km地点で前に結構大きな集団が見える。

前から千切れた集団だろう、もしかしたら山岳終了時点で別れていた遅れた集団かもしれない。

いずれにせよ自分たちの集団は見えた集団に追くために一気に加速し、合流した。

合流した後の大きなグルペットは満足したのかユックリ目のペースで進む。

最後の登りで登るように指示された自分にとっては休めるいい展開。

メーターを確認するとラスト14km。

地形を思い出しながら逆算して動き方の予定を決めていく。

まず登りはラスト5kmがキツイと聞いていたので、そのあたりで集団から飛び出したい。

その3kmほど手前から集団の前方にいておきたい。場合によっては少し長いがラスト8kmあたりで飛び出すのもありかもしれない。

その為に2km程かけて足を使わないようにユックリと集団の先頭に上がっていきたい。

メーターを見つつ動き出しのラスト10kmまで待つ。

 

ちなみにグルペットは「みんなで固まってゴールしようよ」という集団なのでアタックをするとヒンシュクを買う。

なので一度飛び出せばそのまま行き切るしかない。

力尽きて帰ってくると「お前はバカか?」と言われるのでそれは嫌だ。

だから飛び出すタイミングが大事。

 

ラスト10kmを過ぎ前に上がり出す。

予定よりも早く上がってしまいラスト9kmで先頭に付く。

しばらく様子を見ていると、トルコのコンチネンタルチームの選手が飛び出し、集団に「まったく……」という空気が流れる。

そしてラスト7.5km地点。

勾配がかなり急になっている。

集団はユックリ登るだろう。

少し早いかもしれないがこの辺りで行ったほうが良いかもしれない。

距離が結構あるので力尽きないか心配だが、ここからはずっと登りのはずなので自分でペース調整すれば大丈夫だろう。

という事でサラーっとアタック。

集団から「ヘイッ!(おいっ何してんだ!?)」と言われるが無視して独走に入る。

すぐに先に飛び出していたトルコの選手を抜く。

まず、ラスト5km地点までは余裕を持って登るようにする。

一番軽いギアで回し、きつくないペースを意識し続ける。

ラスト5km地点を通過する。

ここからはTTのペースより若干軽めの意識で登る。

ラスト3kmは平均勾配10%以上なのでそこで減速しないためにも力を残しておく必要がある。

とはいっても今も十分勾配はキツイ心拍を確認しながら踏み過ぎないように気をつける。

ラスト3km通過。

ためしにギアをかけてダンシングしてみたが、勾配がキツイのと足に来ているので進まない。

シッティングで粘るしかない。

ギアも一番軽いギアを使う。

踏むのはラスト1kmを切ってから。

そこからならギリギリ踏み切れるかもしれない、ラスト500mでも良いかもしれない。

それにしても中々進まない。

100m単位でカウントダウンして気を紛らわす。

.6、2.5……

後ろが気になり振り返ると、かなり前に抜いたトルコ人が2人になって追いかけてきている。

仲間が増えている。

しかもその結構後ろにはかなり人数の減った「グルペットだったもの」が登ってきている。

アレには追いつかれたくない。カッコ悪いから。

ラスト1kmを切った。

前にアスタナの選手がいる。

もう、後ろはどうでも良いから、あの選手を抜きたい。

最後の力を振り絞ってペースを上げようとする。

ふくらはぎが攣りかける。

まだ追い込み出すのは早い、最後に絶対減速する。

ジワジワとアスタナの選手と差を詰めながら粘る。

ラスト200m。

一気にもがく。

アスタナの選手はこっちの事など気にしていないだろうが、ラスト100mで抜いてそのままゴール。

 

 

感想

 

前半は上手く粘れていたこともあり最後までいけるか?などと思っていたが、惜しいところで限界が来て千切れてしまったのでもったいなかったと思う。

最後の登りは自分のペースで登ったが、いい感じに追い込むことも出来

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