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2015年4月

2015年4月30日 (木)

プレジデンタル・ツアー・オブ・ターキー 4日目

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー

クラス:HC ステージレース 4日目 

開催国:トルコ

距離:132km

天候:晴れ

 

今日のコースは32km地点に3級山岳が一つありそれ以外にも小さめの登りが何回もあるという平坦基調の山岳コースでした。

 

 

レース前のミーティング

自分への指示はやはり逃げろという指示。

特に昨日のレースで総合順位は安定したので逃げは決まりやすいはず、とのこと。

 

 

レースレポート

 

スタートラインに並ぶのが少し遅くなり3列目辺りに並ぶ。

本日のパレードは5km。

その内に先頭まで上がる。

集団先頭付近の様子を見てみるとプロツアーチームが今まで以上に多い。

さらに総合リーダーであるCCCも結構な4人ほど選手を前方に置いている。

プロツアーチームが前に集まっているのは「逃げるため」ではなく「ペースを安定させるため」だろう。

ミーティングの内容と合わせて考えても今日の逃げは速攻で決まりそうだ。

パレードが終わりレースが始まる。

いつもなら開始と全く同時にアタックが始まるのに今日は始まらず、CCCが先頭に出る。

おそらくプロツアーチームが前に上がって来すぎているせいで、アタックしたい選手が飛び出せないのだろう。

開始早々にコントロールが始まったという事はやはり直ぐに逃げが決まるのだろう。

右サイドから一気にアタック。

同時に左サイドからもアタックした選手がおり、合流し5人ほどで飛び出す。

2分ほど飛び出したが集団に捕まる。

いつもならアタックの連続で、レース開始一発目のアタックが長時間飛び出すなんてことはありえない。

やはり今日は速攻で逃げが決まると確信し、キツイが先頭付近に留まる。

ポッツォが自分と入れ替わりでアタックをかけるが決まらない。

そのアタックが吸収されるというタイミングで再びアタック。

今度は6人が飛び出す。

集団は?

少し離れている。

6人ともが全力で先頭を牽き交代する。

時々後ろを確認すると少しずつ離れている。

行ける。

決めるしかない!

キツさを我慢しローテーションを続ける。

バイクが上がってきて「25秒差」とタイム差を表示する。

逃げが決まった。

集団はこの6人を逃がす事に決めたのだろう。

その後徐々にタイム差が開いていった。

ちなみに逃げが決まるまでにかかった時間は7分ほどだった。

やはり速攻だった。

そこからは逃げもペースを安定させて疲れすぎないように気をつけながら逃げていく。

ヨーロッパレースでの初逃げ。

1年以上狙い続けていた逃げがやっと成功した。

それを思うと嬉しさで鳥肌が立った。

しかし大事なのはここから。

踏みすぎて足が無くなり千切れてしまってはいけないので周りのペースに合わせて無理をしない。

逃げのペースが登りで上がりキツイ時があったので先頭に出た時にペースを若干落として長めに牽く。

特に後ろから文句も言われないので、全員キツかったのだろう。

そんな感じで問題なく逃げは進み、タイム差は3分30秒ほどまで開き32km地点の3級山岳の登りに入る。

良いペースを刻んで登る。

逃げているメンバーのうちの1人がボソッと「集団が凄い勢いで登っている」と呟く。

後ろを確認すると、曲がりくねっている登りの結構近めに集団がいるのが見える。

しかし集団に追いつかれること無く山頂通過。

KOM争いで3人もがいていたが、足を温存しておきたかったので自分はもがかず。

下りに入る。

登坂中にカメラマンの辻啓さんが「下りがかなり滑る」と逃げ集団に教えてくれていたおかげで、若干ペースを落としつつ無事に下りをクリア。

下りが3車線の直線になった時に審判車や先導車(コミッセールカー)に大量に抜かれる。

メイン集団が追いついてきた証拠だ。

しばらくローテーションしていたが、メイン集団が直後まで迫ってきたので全員踏むのをやめて集団に吸収される。

40km地点。

吸収されるのが早すぎる。

自分の予想では100km辺りまでは逃げれると考えていたのに、正直意味が分からなかった。

たぶん登りでメイン集団がかなりペースアップしたのだろうが、その理由が分からない。

意味は分からないが、現状逃げが吸収されてしまったのだから次の展開に備えないといけない。

90kmも残りの距離があるのでもう一度逃げが行くんじゃないだろうか?

とりあえず状況の確認と指示を貰おうと思い集団内のチームメイトを探す。

コッリ、デネグリ、ポッツォが残っていた。

デネグリから「逃げに注意しろ」と言われ前に上がり直す。

途中で先に上がって行ったポッツォを抜かす。

先頭に出ると既に数人が飛び出しており、100m程先行している。

メイン集団はキュベカが全力で牽いており、その後ろにプロツアーチームが並んでいる。

状況的にキュベカが追うのをやめると逃げが決まるだろう。

しばらく様子を見ていると2人目のキュベカが先頭で追い出す。

そこに2人のキュベカが集団内から上がっていき先頭に到着する。

「三人で交代で牽くのか?」と思っていると何やら会話している。

牽いていたキュベカ先頭から外れる。

「ヤバイ!逃げが決まる!」と即座に判断し一気にアタック!

ブリッジをかけようと(集団から飛び出し逃げに追いつくこと)全力で踏む。

距離が詰まって行き飛び出した時の半分以下になる。

チラッと後ろを見ると、集団が1列になって付いてきている。

「マジか……」と思い先頭交代。

集団が逃げを吸収する。

カウンターで少数が飛び出す。

集団が横に広がり出す。

今こそ逃げが決まるタイミング。

今飛び出せば確実に決まる。

しかし直前に全力で追ったせいで足の疲労が半端なく、とてもアタックできる状態じゃない。

「お願いだからポッツォ行ってくれ」と祈る。

横に広がった集団の右端をポッツォがこじ開けてアタックしていく。

一安心。逃げが決まる。

逃げが再び決まったのがおそらく51km地点辺り

その後メイン集団にのぼりで遅れたメンバーも復帰し全員で良い位置をキープしながら進む。

ラスト28km(104km)地点辺りから始まる登りに入る。

かなりペースが上がり出しキツイ。

逃げていたポッツォが追いつかれ凄い勢いで集団内を前から後ろへ下がっていく。

登りが終わり下りに入る。

途中でラスト25kmの表示が出る。

下りで50km/h以上出ているにも係わらず位置取りがかなり激しい。

集団右側で落車が発生し選手が吹き飛ぶ。

次は左側で急ブレーキがかかりタイヤを滑らしている。

下りが終わる。

それと同時にラストの登りが始まる。

位置取りの激しさに集団中ほどまで下がってしまっている。

ラストの登りが終わればゴールまで11km。

その内5km位が下りなのでここで遅れればゴールスプリントには絡めないだろう。

登りが苦手な純粋のスプリンターを振り落とそうと集団が全力で登り出す。

置いていかれまいと必死で食らい付く。

諦めた選手をドンドン抜いて前を追う。

集団最後尾でなんとか粘るが遅れそうになる。

キツさの限界を超えている。

しかし、前にはコッリとデネグリが残っており、もし集団に残ればゴール前にアシストできるかもしれない。

なんとか粘ろうと軽めのギアを全力で踏んで回して粘る。

足が限界になりフォームが崩れ踏めなくなり、もうやめようと思ってしまう。

集団から若干遅れる。

しかし、ここで千切れてしまってはここまで踏ん張った意味が無い。

登り初めで遅れた選手と何の違いも無くなる。

唸りながらフォームを整え直し踏み直す。

だが一度離れた差は詰まらない。

しかし差はキープ出来ている。

これなら下りに入る直前で全力でもがけば追いつける。

ドラパックとクイックステップの選手に抜かれ、心が折れかけるが頑張る。

「早く登りが終われ」と思いながら前を見上げる。

道が左に曲がっており先が見えなくなっている。

もし、曲がった先で登りが終わっていれば集団に追いつける。

もし、曲がった先で登りが続いていれば「さよなら」だろう。

左に曲がった先が見える位置まで来る。

若干登っている。

が、ほぼ平坦でその直ぐ先に下りが見える。

「行ける」と思い全力ダッシュ。

前の集団に追いつく。

思ったよりも早く追いついた。

それもそのはず集団が全力で踏むのをやめていた。

追いついたのはトップから千切れた30人程の第2集団だった。

登りの最後のペースアップで分断されたのだろう。

下りに入る。

その集団内にはカヴェンディッシュがいたのでクイックステップが下りを全力で踏む。

カヴェンディッシュを先頭に追いつかせたいのだろう。

自分は集団最後尾で付いていく。

下りきって平坦に入る。

前にトップ集団が見えているがかなり遠い。

平坦区間でもしばらく追っていたが、ラスト4km辺りで諦めたようで集団のペースが落ちる。

相変わらず前方にトップ集団が見えてはいたが、自分単独では追いつけ無いので自分も諦める。

そしてその集団でそのままゴールした。

 

ちなみにトップ集団ではコッリが2位に入った。

かなり凄い。

 

 

感想

 

逃げた距離は短かったがヨーロッパツアーのレースで始めて逃げに乗ることが出来かなり貴重な体験を出来た。

この経験を生かして、また逃げに乗って行きたい。

成功経験は一番成長に繋がると思う。

最後の粘りも今までで一番頑張ることが出来たと思う。

それだけにもし良い位置で登りに入れていれば、先頭集団に残る事も可能だったかもしれないので、位置取りで後ろに下がってしまったのは勿体無かったと思う。

今日はこのレースが始まってから一番調子が良かったと思う。

明日はどうなっているか分からないが、とにかく頑張りたい。

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プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー 3日目

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー

クラス:HC ステージレース 3日目 

開催国:トルコ

距離:165km

天候:晴れ

 

今日のレースは34km地点に2級山岳が、108km地点とゴールに1級山岳が設定されている山岳コースでした。

 

 

レース前のミーティング

今日の自分への指示はトップ集団に残る事。

無駄な動きはせずに山岳では必ず集団前方で入るようにと念押しされた。

 

 

レースレポート

 

今日は最初からアタックする必要が無いので少しユックリ目にスタート地点に行き、集団後方からスタート。

パレード走行中に、ランプレのフェンチュンカイから「おはよう」と声をかけられる。

パレードは3kmで終わりレーススタート。

アタック合戦が始まるが集団内で見ている。

なるべく足をまわす事を意識しダメージを最小限にする事を意識する。

15kmを過ぎたあたりからチームのメンバーで前方に上がっていく。

逃げはまだ決まっていない。

良くない展開。

登りが始まる。

逃げが決まっていないせいでハイスピードで登りに突っ込む。

アタックがドンドンかかり、集団が伸びる。

10人以上が先行しそこに向けて集団から少数の選手が飛び出し、追いつき、更にメイン集団が伸びながら追いつくというのを何度も繰り返す。

集団にいるとインターバルがかかりキツイと判断し、集団の中でも10番手ぐらいに位置取る。

前方のほうが追走の動きに早く反応できるので、集団が伸びる事によるインターバルのダメージを受けにくい。

かなりキツイがまだ行ける。

アタックをかけて吸収されたのか、この世の地獄にいるかのような形相で選手が下がっていく。

ペースが上がるがまだ粘れる。

粘れはするが「早く終わってくれ」そう祈っていると数人が飛び出した。

ワールドツアーチームがいつもの如く横に広がり逃げを決めさせようとする。

全員かなり疲れていたのか追走も無く逃げが決まる。

集団内に「やっとか」という空気が流れていたようにも感じた。

そこからは安定したペースで2級山岳を通過し、下った後に平坦区間入る。

 

チームで固まっている位置をキープする。

右側から見慣れない白いジャージの選手が上がってくる。

前に入られるとチームが分断されて嫌なので若干右に寄せつつ位置をキープする。

スレスレを通過して行き、その際に自分の手から静電気が走りバチッっとなる。

向こうも静電気を感じたのかこっちを見てくるが、そのまま通り過ぎていった。

直後、左にいた士揮から「今のグライペル」と焦った声で言われる。

改めて見ると、チャンピオンジャージだった。

 

その後平坦区間が終わり80kmから始まる1級山岳に入っていく。

始めは緩めの登りから始まる。

この間に前に上がり上りやすい位置をキープする。

そこから徐々にペースが上がり出す。

とにかく回転を意識して登る。

ギアをかけてしまうと後半まで絶対にもたない。

メーターを見て距離を確認しながら登る。

勾配がキツくなり一番軽いギアでも重く感じてくる。

「これが続くと千切れてしまう。早くペース落ちろ」と思いながら耐える。

99kmに設定されているビューティーオブターキースプリントラインを通過する。

その直後にペースが緩む。

ギリギリ助かった。

しかし先にはツヅラ折の登りが見える。

限界を感じるが粘るしかない。

再びペースが上がり出す。

さっきのダメージも回復しきっておらず、少しずつだが集団内を下がり始める。

自分の位置をキープできなくなりだすと心が折れそうになるのでマズイ。

「粘れ」という重いとは裏腹に足が限界で集団最後尾まで下がっていく。

1級山岳の終了までラスト1kmの表示を通過する。

「これなら遅れても下りで追いつけるか?」

そんな弱気で甘い気持ちが出てくる。

しかしレースはそんなに甘くない。

集団の前を見上げると、集団の前に数人の選手がいる。

何が起きているのかは分からないが、アタックして飛び出したか、逃げ集団が降って来たかだろう。

どちらにせよ良くない。

その証拠に集団が縦に伸び出す。

前にいる数人の選手を吸収するために集団のペースが上がる。

完全に自分の限界ラインを超えてしまい、千切れる。

千切れた瞬間に集中が切れて一気に減速する。

なんと山頂に着いたときには、下っている先頭集団が遥か彼方。

しかも2つに分かれている。

先行している集団にいる選手は一体どれ程までのペースアップに耐え切ったのだろうか?

下りに入るが登りで出し切りすぎたせいで加速できずドンドン抜かれていく。

その内に先に千切れていた士揮が合流し2人で「メイン集団から遅れた選手が集まる集団(グルペット)」に合流する。

合流したグルペットにはフェンチュンカイとリケーゼ・マキシミリアーノを含むランプレが3人もおり、猛スピードでメイン集団を追いかけ出す。

諦めていないのだろう。

そんなスピードに登りで遅れた選手たちが堪えれるわけも無く、集団が木っ端微塵になる。

先頭がそれに気付きペースを落として再び集まる、というのを何度も繰り返す。

かなりの地獄絵図。

チームカーがやって来て大門さんから「最後の登りで全力で登れるように足を溜めておけ」と指示される。

自分も先頭交代に入るがキツ過ぎるのと足を休めるために、何度も付いて行くだけ集団最後尾まで下がる。

「あと1km耐えていば今頃は集団の中で休めていただろうに」という思いが頭に浮かぶ。

すると144km地点で前に結構大きな集団が見える。

前から千切れた集団だろう、もしかしたら山岳終了時点で別れていた遅れた集団かもしれない。

いずれにせよ自分たちの集団は見えた集団に追くために一気に加速し、合流した。

合流した後の大きなグルペットは満足したのかユックリ目のペースで進む。

最後の登りで登るように指示された自分にとっては休めるいい展開。

メーターを確認するとラスト14km。

地形を思い出しながら逆算して動き方の予定を決めていく。

まず登りはラスト5kmがキツイと聞いていたので、そのあたりで集団から飛び出したい。

その3kmほど手前から集団の前方にいておきたい。場合によっては少し長いがラスト8kmあたりで飛び出すのもありかもしれない。

その為に2km程かけて足を使わないようにユックリと集団の先頭に上がっていきたい。

メーターを見つつ動き出しのラスト10kmまで待つ。

 

ちなみにグルペットは「みんなで固まってゴールしようよ」という集団なのでアタックをするとヒンシュクを買う。

なので一度飛び出せばそのまま行き切るしかない。

力尽きて帰ってくると「お前はバカか?」と言われるのでそれは嫌だ。

だから飛び出すタイミングが大事。

 

ラスト10kmを過ぎ前に上がり出す。

予定よりも早く上がってしまいラスト9kmで先頭に付く。

しばらく様子を見ていると、トルコのコンチネンタルチームの選手が飛び出し、集団に「まったく……」という空気が流れる。

そしてラスト7.5km地点。

勾配がかなり急になっている。

集団はユックリ登るだろう。

少し早いかもしれないがこの辺りで行ったほうが良いかもしれない。

距離が結構あるので力尽きないか心配だが、ここからはずっと登りのはずなので自分でペース調整すれば大丈夫だろう。

という事でサラーっとアタック。

集団から「ヘイッ!(おいっ何してんだ!?)」と言われるが無視して独走に入る。

すぐに先に飛び出していたトルコの選手を抜く。

まず、ラスト5km地点までは余裕を持って登るようにする。

一番軽いギアで回し、きつくないペースを意識し続ける。

ラスト5km地点を通過する。

ここからはTTのペースより若干軽めの意識で登る。

ラスト3kmは平均勾配10%以上なのでそこで減速しないためにも力を残しておく必要がある。

とはいっても今も十分勾配はキツイ心拍を確認しながら踏み過ぎないように気をつける。

ラスト3km通過。

ためしにギアをかけてダンシングしてみたが、勾配がキツイのと足に来ているので進まない。

シッティングで粘るしかない。

ギアも一番軽いギアを使う。

踏むのはラスト1kmを切ってから。

そこからならギリギリ踏み切れるかもしれない、ラスト500mでも良いかもしれない。

それにしても中々進まない。

100m単位でカウントダウンして気を紛らわす。

.6、2.5……

後ろが気になり振り返ると、かなり前に抜いたトルコ人が2人になって追いかけてきている。

仲間が増えている。

しかもその結構後ろにはかなり人数の減った「グルペットだったもの」が登ってきている。

アレには追いつかれたくない。カッコ悪いから。

ラスト1kmを切った。

前にアスタナの選手がいる。

もう、後ろはどうでも良いから、あの選手を抜きたい。

最後の力を振り絞ってペースを上げようとする。

ふくらはぎが攣りかける。

まだ追い込み出すのは早い、最後に絶対減速する。

ジワジワとアスタナの選手と差を詰めながら粘る。

ラスト200m。

一気にもがく。

アスタナの選手はこっちの事など気にしていないだろうが、ラスト100mで抜いてそのままゴール。

 

 

感想

 

前半は上手く粘れていたこともあり最後までいけるか?などと思っていたが、惜しいところで限界が来て千切れてしまったのでもったいなかったと思う。

最後の登りは自分のペースで登ったが、いい感じに追い込むことも出来

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2015年4月28日 (火)

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー 2日目

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー

クラス:HC ステージレース 2日目

開催国:トルコ

距離:182km

天候:晴れ

 

今日のレースも平坦基調、しかも昨日以上に平坦でKOMも存在しない日でした。

レース前にカメラマンの辻啓さんから「去年はスタートしてから少し後にあるトンネルで逃げが決まった」と教えてもらいました。

かなり貴重な情報。

 

 

レース前のミーティング

 

本日も最初から全力で逃げろという指示。

昨日きわどい所で乗り損ねただけに「やらねば」と気合が入る。

 

 

レースレポート

 

本日も一番乗りでスタート地点に並びに行く。

スタート数分前に昨日のレースで決まったリーダージャージ保有者が先頭に並ぶ。

山岳リーダージャージ、スプリントジャージ、ビューティーズオブターキースプリントジャージ、そして総合リーダージャージのカヴェンディッシュ。

そしてパレードスタート。

カヴェンディッシュに近づき過ぎないようにしながら先頭をキープ。

レーススタート。

スタートして直ぐにトンネルが始まる。

「ここか!」と思い先頭でのアタック合戦に参加して逃げを試みる。

しかし決まらない。

トンネル区間が全て終わってしまっても逃げは決まっていない。

レースの雰囲気を見ていると5人以上が逃げようとするとクイックステップが全力で追って潰している。

集団内に溢れる逃げたい選手の内5人しか逃げることは許されない。

かなり厳しい。

逃げたい選手がドンドンアタックをかける。

逃げが5人を越える。

クイックステップが潰す。

これが何度も繰り返される。

自分も何度か仕掛けるが決まらない。

集団はハイペースのまま進む。

先頭付近に上がって来ていたデネグリから「クイックステップが左に寄ったときに右からアタックをかけろ」と指示される。

集団右側でタイミングを伺う。

クイックステップが逃げを吸収して左による。

今だ!と判断して下ハンで全力アタック!

結構踏んでから交代すると、メンバーは自分を入れて5人。

集団とも結構離れている。

しかし集団は逃がしたくないらしく赤色のジャージが先頭で追ってきている。

クイックステップは今のところ追ってこないだろう。

かなりのチャンス!

集団が諦めるまで粘れば逃げれる!

5人で交代しながら踏む。

全員決めたいのだろう、皆全力で踏んでいるので後ろにいてもキツイ。

特に自分から仕掛けたこともあり前を長くひく余裕が無い。

ペースを落とす前に代わる。

何周かローテーションする。

体感的には2分位だろうか?

集団に追いつかれる。

「まじか……かなりキツイ」と思いメーターを確認すると心拍170台後半。

自分としては結構高い。

しかも長時間心拍が上がり続けていただろうから回復が必要だ。

下がり過ぎないように気をつけて集団で休む。

休んでいる最中に2人が飛び出す。

クイックステップが横に広がり逃げを決めさせようとする。

すると集団内から1人追おうとする。

クイックステップに怒鳴られて牽制されるが無視して追っていった。

そこに乗っかったのが2人で合計5人の逃げが決まった。

自分は足的にも位置的にも追えなかったので今回は見送る事に。

逃げが決まるまでの約30分間の平均スピードは50km/hだった。

その後は一旦ペースが落ちたものの再度加速しだし、40km/hほどで追い続けていた。

集団内も昨日よりも密度が高く、チームで固まっていても気を抜けばはぐれてしまうので若干ピリピリしながら走っていた。

特に位置取りが厳しくなりだしたのがラスト15kmほどから。

ゴールスプリントに向けて集団前方へ上がりだしたからだった。

はぐれないように気を付けつつ、風も受けないように気をつける。

ラスト10kmを切る。

集団の左側から上がっていく。

ラスト5km各チームの列車がいい位置を確保するために競りだす。

集団の先頭は一番右側のクイックステップの列車。

自分もチームの列車を引き上げようとするが集団に飲み込まれはぐれる。

集団内は殺気立ち怒鳴り合いながら位置取り争いをしている。

集団の左端から抜け出し前に上がると、1人になっているマリーニを発見。

マリーニの前に入り集団の前方に引き上げる動きをして、自分は再び集団に飲まれる。

足と過密具合とあまりの速度にそこからは前に上がれず集団でゴール。

 

チームではコッリが5位とグロースが9位だった。

 

 

感想

 

少しではあるが飛び出して先行することが出来ていい経験になったと思う。

しかし経験を積むだけでは意味が無いので逃げたい。

最終局面でもいまいち役に立ってる感が無いので、落ち着いて冷静に対応できるようになりたい。

明日は山岳ステージなので、逃げを狙う事もしつつ上位でゴールする事も目標にして走りたい。

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2015年4月27日 (月)

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー 1日目

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー

クラス:HC ステージレース 1日目

開催国:トルコ

距離:145km

天候:晴れ

 

トルコでのステージレースです。日本から見ればアジアじゃないか?と思ってしまうトルコですが、トルコはEUに加盟したいらしくレースはヨーロッパツアーというカテゴリです。

ヨーロッパツアーというのはそのままヨーロッパで行われるUCIレースという意味で、日本でのTOJやジャパンカップはアジアツアーになります。

ヨーロッパツアーという事で出走チームはワールドツアー6チームとプロコンチネンタル14チームとトルコのコンチネンタルチームが1つという構成。

 

初日の今日は平坦基調のコースで、スタートの町を1周後に山岳賞のある海岸線を往復し再びスタートの町を2周するコースでした。

道幅は2~3車線でかなり広めだったので集団内にいるだけであれば楽なレースになるだろうと予想できました。

 

 

レース前のミーティング

 

今回もいつものように「逃げろ」という指示をもらえる。いつも逃げに乗る事ができないにもかかわらず、この指示をもらえるのは自分としてはかなり有り難いのでそろそろ逃げたいところ。

 

 

レースレポート

 

10分前にスタートラインに並びに行くと一番早かったようで誰も居らず、NIPPOが先頭に並ぶ。

徐々に後ろに並ぶ選手が増えていきパレード走行スタート。

今回はだいたい4kmほどのパレード走行後にレースが始まる。

パレード走行中に集団先頭を維持しレース開始直後からアタック合戦に参戦。

今まで学習してきた事を生かし、アタックには反応するが自分で仕掛けることはしない。

道が広い事もあり集団の先頭付近に留まる事は意外と楽。

一度勢いあまって自分だけ飛び出してしまったが、様子を見て逃げられそうに無かったので集団に戻る。

その後も集団の前方を維持し反応を続ける。

ちなみにアタックには自分だけでなくチームメイトのポッツォも反応しているのでバッティングしないように気をつける。

10kmが過ぎパレードのスタート地点に近づくと、道が若干狭くなる。

何人か集団から飛び出しだして先行しだす。

直感的に「そろそろ決まるかも?」と思う。

もっとも、いつもそう思って飛び出して結局集団に吸収されているのだが。

アタックをかけるタイミングをうかがいながら集団の先頭に上がっていく。

ほぼ先頭まで行き「さて、アタックして前に合流しようか?」と思った瞬間、集団のペースが落ちる。

しかも先頭は横一列に隙間無くプロツアーチームが並び、完全にブロックされている。

しかし逃げ集団はまだ見えている。

自分は丁度左端のLOTTOの後ろに居り、前の選手さえ抜ければ逃げに乗る事ができる。

めったに無いチャンスをなんとか掴もうと、前を抜こうと、悪戦苦闘するが一切隙間が無い。

悶々としながら隙間を探していると集団内から「バッサ」という声が聞こえる。

「終了」という意味だ。

逃げが確定したから、アタック合戦はもう「終了」という事だろう。

その後もしつこく前に出ようとしていたが結局出れず。

道が広くなりプロツアーのブロックが解けたときには逃げ集団がかなり遠くに。

一瞬「追うか?」と悩む。

しかし、自分が行けば逃げたい他の選手も追ってくるだろうし、そうなれば集団が活性化して、まず逃げれないだろう。

しかも、その活性化の原因を作ったとなればレースをコントロールしているプロツアーチームからひんしゅくを買ってしまい、レースがやり辛くなると思い我慢。

しかし、もし他の選手がアタックしたら自分も乗っかろうと先頭にしばらく留まる。

大事な事は自分がきっかけを作らないという事だ。

しかし、どの選手もプロツアーチームにケンカを売りたくは無かったのか誰も行かず。

自分も諦めて集団内のチームメイトが集まっているところに戻る。

その後は特に問題なくレースが進む。

予想どうり平坦かつ道幅が広く横風もないので集団内は楽に走る事ができた。

山岳賞地点も速くないペースで通過し、スタートした町に帰ってくる。

1周20kmなのでラスト40km。

逃げも吸収されるのが確定的だった事もあり、徐々に集団内でのゴールスプリントへの位置取りが激しくなる。

ラスト1周へ。

位置取りの激しさでチームメイトと離れてしまい単独に。

ラスト10km。

道が広い事もあり集団が左右に分かれたり1つになったりを繰り返している。

集団の隙間から先頭をチームメイトのコッリが牽いているのが見え、「なんとか先頭に出ないと」と思い左側から上がっていく。

集団左側の先頭に出る。

道路の右側を走っている集団の先頭に合流しようと踏んでいくが、あまりの速さに踏めなくなり、右側を走る集団の中途半端な位置に合流。

そのままズルズル下がっていき集団に吸収される。

「ダメだこりゃ」と判断し集団内でゴールする事に。

そのまま落車もせずに集団ゴール。

 

 

感想

 

最初の逃げのタイミングで乗れなかったのはかなり悔しく、レース中盤までイライラしていた。

しかし今まで見ることすら出来なかった「逃げが決まる瞬間」を見れたので明日からのレースに生かしたい。

道が広い事もあり、アタック合戦中に先頭に留まることは出来ていると思うし、興奮しすぎてアタックに行き過ぎることも無くなったので、後は野生の勘をヒットさせるだけだと思う。

レースの終盤では位置取りの上手いチームメイトの後ろをなんとしてもキープすることが大事なのだと改めて感じた。

今日は仕事が出来ていない。少しでもチームの役に立ちたいと思う。

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2015年4月21日 (火)

アムステルゴールドレース

アムテルゴールドレース

クラス:ワールドツアー

開催国:オランダ

距離:251km

天候:晴れ

 

コースはアップダウンが連続し続けるレースで、初めて出場するワールド・ツアーのカテゴリーのレースでした。

 

自転車のレースにはカテゴリーが設定されています。

上から順に、ワールドツアー・HCクラス・1クラス・2クラスとなっています。

今回のレースは最高クラスのワールドツアーレースです。

このワールドツアーレスは世界のトップチームである「17のワールドツアーチーム」と「大会から招待されたプロコンチネンタルチーム」のみが出場できるレースで、世界最高レベルのレースに位置します。

ついでにチームのカテゴリーについてですが、2015年度は世界のトッププロであるワールドツアーチームが17チーム、その下に、自分の所属するNIPPO VINI FANTINIを含むプロチームのプロコンチネンタルチームが20チーム、更にその下にコンチネンタルチームが存在します。

ちなみに日本のチームにはプロコンチネンタルチームが存在しないため、ワールドツアーレースに出場する事は出来ません。

 

前置きが長くなりましたがレポートです。

 

 

レース前のミーティング

 

レース開始後からアタックして逃げろ!と指示。「全力だ!全力!全開で突っ込め!」といつもに増してノリノリの指示。いつも逃げれない自分ですが、とにかく頑張ってアタックして逃げたい意思を見せろ!ということだろうと認識。

 

 

レースレポート

初めての世界トップクラスのレース。いつもは緊張しない自分も流石に前日から緊張していたが、それはスタートラインに並んでも変わらず。

緊張からか寒さからかガタガタ震えていた。

周りを見ても震えている選手はいなかったので、武者震いだろうと自分に言い聞かす。

カウントダウンがあってパレード走行開始。

パレードのうちに路肩を使って先頭に上がる。

そのまま先頭をキープし続けてレース開始。

当然の如く開始直後からアタック合戦開始。

自分も先頭付近に留まり自分からは行かずにアタックに反応するのみ。

中々決まらない。

そうこうしている内に1発目の登りに突入。

半端無い勢いで勾配のきつい坂に突っ込んでいく。

あまりの速さに耐え切れずどんどん抜かれていく。

集団内を3分の2程下がったところで登りが終了する。

そこから平坦が続くが、さっきの一瞬のダメージで上がった息が戻らない。

逃げが決まっていない事もあり集団もハイペース。

息を整えつつ少しずつ集団の左側から前へ上がっていく。

ジワジワ上がっていき、先頭が見えた。

まだ逃げは決まっていない様子。

集団が左によってきて行き場が無くなる。

ペースを落としてもいいが、左の路肩を使って一気に先頭に出た方が良いと判断。

路肩に入る。

先頭まで行こうと路肩を単独で爆走していると車道と低めの生垣で分断される。

完全に戻れなくなった。

単独だった事もあり疲れてきて集団と並走しながらズルズル下がっていく。

それでも生垣は終わらない。

集団の最後尾が過ぎて車列が始まった頃にやっと生垣が無くなる。

生垣の切れ間からレース復帰。

たまたま前に上がってきていたNIPPOのチームかーから「トラブルか?」と聞かれる。

「トラブルじゃない」と答えて再び最後尾から上がろうとする。

上がろうともがいている内に逃げが決まったようで集団のペースが落ちる。

30km地点ほど。

そこからは気温が上がりだしたのでチームメイトのレッグウォーマーやジャケットを回収する。

背中やお腹に詰めて真ん丸になりながらチームカーへ運ぶ。

チームカーへ運んだ時に、「チームメイトのジャコモと一緒に居ろ」という指示が出てそれからは近くをキープする。

レースは平坦や登りは比較的ゆっくりのペースで進む。

しかし下りはかなりのスピードで突っ込む上に、下った直後に直角コーナーという事もざら。

このレースがジェットコースターのようなコースだとネットで見たときは、面白い例えもあるなと思っただけだったが正にジェットコースターのよう。

何度か後輪をロックして滑り、前に突っ込みそうにもなる。

次に指示があったのが78km地点ほど。

無線で自分とジャコモに「先頭に上がれ」という指示が出る。

先頭に上がっていく途中に集団前方で1列になっているトレックの列車に並走。

別府さんを見つけ「こんにちは!」と挨拶した瞬間路肩に落ちる。

道路に戻り一気に先頭へ。

「どうしたらいいのか?」と思っていると、しばらくしてジャコモも到着。

「先頭を引くローテーションに加わる」と教えられジャコモの後ろに入る。

しばらくモビスターの選手がユックリ先頭を引いている後ろで交代を待つ。

最初は10分だったタイム差が11分に開く。

「いいのか、これ?」と思っていると、案の定無線から「ペースを上げろ!」と指示が出る。

まずジャコモが先頭でペースを上げていく。

結構いいペースでキツめだったが交代後も同じくらいのペースで踏んでいく。

逃げとのタイム差も徐々に詰まって行く。

正直結構きつい。

しかし、今までのレースで経験してきた、最後尾で引きずり回されるのよりはよっぽど楽。

それに何より、「ワールドツアーのレースで集団の先頭を引いている」という事でかなり気持ちいい。

すぐにモビスターの選手がローテーションに入らなくなり自分とジャコモだけで先頭を引く事になった。

そのままのペースで踏み続けて逃げとのタイム差が6分40秒程まで縮んだ。

無線から「クネゴがトイレで止まったからペースを落とせ」という指示が出る。

少しペースを落としていると他のチームが前に上がってきて集団に飲み込まれる。

ジャコモも後ろに下がっており集団内のチームのところまで下がる。

そのまま集団内にいると下りでハイスピードからの急ブレーキ。

今回は勢いを殺しきれず前にいたチームメイトのフィロージに突っ込む。

「バキッ」とかなり大きな音が鳴る。

ホイールが割れたか?と急いで確認するが無事。

後ろを確認すると固まっていたせいでNIPPOのメンバーほとんどが止まっている。

更にクネゴの後輪の調子が悪い様子。

幸い壊れてはいなかったようで再スタート。

しかしやはり調子が悪いようで直ぐに再び止まる。

しばらく待つと問題が解決したようで急いで再スタート。

もし、ここで遅れてしまってはかなりまずいので、自分が下りと平坦部を全力で引いて前を追う。

登りに入ったところで交代。

全力で引きすぎたせいで千切れる。

「やめたい」と思うが、諦めずに頑張る。

集団に追いつく。

時刻を確認すると1:50。

日本時間で8:50。

後10分でJSPORTSが始まる。

映れるかもしれない。

そこからは道が狭い&コーナーが多い為、いつもどうりの最後尾貼り付け。

何度も「やめたい」と思い足を止めてしまいそうになるが、「まだ足が動くのなら止めてはいけない」という気持ちでひたすら頑張る。

「テレビに映りたい」という気持ちよりも、「ワールドツアーのレースに少しでも残りたい」という気持ちで走っていた。

そもそもテレビに映るという面では最後尾でヒラヒラしているのはダサいのでさっさと止めるべきである。

その後グルベルベルグでの落車による集団ストップに巻き込まれ、遅れる。

再び追いつく。

かなり足が限界。

登りへ。

ペースが速いという訳では無いが遅れる。

足に限界が来ており、筋肉が固まってしまっている。

踏む事もできず回す事もできず集団から遅れる。

NIPPOのチームカーに抜かれるときに、もう完全に踏めなくなっていると判断されて「レース終了」と伝えられる。

150km、4時間、2:20の地点だった。

 

その後、レースの最後尾を走る車に回収されてゴール地点で降ろしてもらった。

 

 

感想

 

世界トップクラスのレースでいい経験を出来たと感じた。

しかし本当に厳しく激しくなるのは自分が千切れた後なのだろうと思うので力はまだまだ足りない。

瞬間的なペースアップの際の出力で劣っているので登りでのペースアップで遅れるのだろうと思う。

しかし今まで最後尾で引きずり回されていたのも無駄ではなかったのだと感じることが出来た。

苦しい思いをすればそれは自分の力なるのだと改めて思った。

DNFばかりではあるが、力は付いてきているのだと感じれた。

しかし、時間にも限りがあるので常に努力し、強くなれなければヨーロッパにい続けることは出来ないのだろうとも思う。

これからも努力し、頑張っていきます。

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2015年4月10日 (金)

シュヘルデプライズ

ベルギーでのHCクラスのワンデーレース、シュヘルデプライズに出場して来ました。

距離は204kmで完全な平坦で、ラスト50kmは13kmの周回を3周するコースした。

 

 

レース前のミーティング

 

自分への指示はレース開始後は自由に動いて逃げてもいいが、逃げに乗れなかった際にはスプリンターのマリーニの側で待機しておくという内容でした。

 

 

レースレポート

 

4日前のボルタリンブルグクラシックの悪天候が嘘のような晴天の下レースが行われました。

ベルギーのレースでは初のほぼ無風でのレース。

HCクラス初の完走になるか?という期待が持てる。

パレード走行は今回は10kmほど。

パレード走行終了後からいつもどうりアタック合戦開始。

自分も前に出ようとするが中々難しい。

しばらくすると道路の中央にタイヤ1つ分ほどの溝が出てくる。

嵌ると危険なので集団も若干真ん中を避けて進んでいく。

しばらくして集団先頭まで出る事ができた。

アタック開始。

いつもは「行けそう!」と思えば本能の赴くままにアタックをかけていたが、今回は頭を使うことに。

まず、単独になってしまっては逃げる事はできない。

よって自分からアタックするのはほぼ無駄。

逃げが決まる時には複数人が固まっていくはず。

という事で複数が飛び出すまで先頭付近にとどまるために頑張る事に。

ヨーロッパ2年目にして少し賢くなった。

飛び出しに反応できる位置に待機。

この時に後ろから上がってくる流れに飲み込まれて集団に吸収されないように気をつける。

5人以上が行く気配になったら最後尾に飛びつく。

逃げようとしているメンバーの様子を伺い、他がやめたら即座に自分もやめる。

集団に追いつかれた際に中央に飲み込まれるのでは無く端に寄っておくことで先頭に上がる流れに乗りなおす。

これを何度も繰り返し先頭を維持。

自分からアタックに行くわけでないので足へのダメージも比較的軽く何度も対応する事ができる。

アタックに反応するインタバール能力も、レースで毎回最後尾を引きずり回されていた事で上がってきている気がする。

しかし中々逃げが決まらない。

チームメイトも上がってきてアタック合戦に参加する。

バッティングしてしまわないように気を付けながらアタックへの反応を繰り返す。

コーナーの連続する区間に入る。

速度のアップダウンとコーナーでの位置取りが上手くできず集団に飲み込まれる。

コーナー連続の区間が終了し幅の広い道に出るが、集団自体が道幅一杯に広がっており前に上がることができない。

それでもなんとか前に上がろうと道路の右端ギリギリを走っていたが、集団の前方のメンバーも飲み込まれかけては上がりなおしを繰り返しているので後方の選手は一向に上がれない。

しばらくすると逃げが決まってしまったようでペースが落ち着く。

自分はマリーニを見つけて集団待機。

逃げが決まった時点で30km地点ほど。

そこから100kmほど、130km地点ぐらいまで安定したペースで進む。

途中で踏み切りで集団が止まったり、アスタナから執拗に文句を言われたりした。

130km地点から徐々にペースが上がりだし、チームも固まって集団の前方を維持しだす。

自分も遅れないように気をつけながら付いていく。

150km地点あたりから位置取りが本格的にシビアになっていき、チームもバラけだす。

自分も集団中ほどまで下がってしまう。

周回コースに入る。

後半になるほど位置取りが激しくなるのは明白なので何とかして前に上がりたい。

集団の端から隙間を見つけては足を使って上がるがコーナーで後ろに下がるというのを繰り返す。

集団の後方には自分以外にもチームメイトのイタリア人が2人飲み込まれて下がってきていた。

上がり直そうともがいた事と、周回でコーナーが連続する事により集団が伸び縮みを繰り返した事で足が一杯になり、いつもの如く集団最後尾に張り付く事になる。

集団最後尾はレースにおいて最高速度が出るポジションでもある。

ほぼ無風の平坦だった今回でも60km/h以上を何回か見た。

 

 

なぜ、そういうことが起きるのか?

まず、集団先頭は選手同士が肩が触れ合うような危険な状態で進んでいく。

そしてそのままコーナーに入っていく。

その時、集団前方はほぼペースを落とさずにコーナーを曲がる。

しかし、集団の中盤から後方の選手はなんとか前に上がろうとコーナー入り口に我先にと殺到する。

その結果、密集具合が半端なく上がってしまい、危険なためブレーキしペースがかなり落ちる。

だいたい半分以下の速度になってしまう。

従って、先頭は速いが後方は遅いという速度のギャップが生まれる。

だからコーナーでは集団が伸びる。

ここから地獄が始まる。

コーナー抜けた後。

集団の前に出たい。集団から遅れたくない。位置をキープしたい。

といったそれぞれの思惑が絡みながら集団が元の形に戻ろうとする。

縦に伸びた集団が元の団子状に戻ろうとするのである。

当然ながら先頭はそんなことを気にしないのでハイペースで進む。

だから後ろはそれを越えるハイスピードで追いつく。

その速度アップは後ろに下がれば下がるほど大きく長くなる。

集団内の位置取りに失敗したり、力が無く下がってきた人間を容赦なく鞭打つところが集団最後尾である。

一度最後尾まで落ちてしまうと集団のペースが落ちない限り延々とダメージを負い続ける事になる。

 

 

最後尾で粘り続ける事2周。

ラスト周回に入った瞬間今まで以上にペースが上がった。

今までは先頭が見えていたのに完全に一列状態で、集団先頭は遥か彼方のコーナーの先に見えなくなっている。

しばらく耐えたが、それまで鞭打たれていたダメージも重なりとうとう千切れる。

自分が千切れた直後に、自分の前の6名ほども千切れたので合流した。

そのメンバーでローテーションしてゴール。

結果は5分36秒遅れの170位。

 

 

感想

 

ほとんどの選手が完走したレースではあったが、HCクラスのレースで完走できたのは嬉しかった。

周回コース内にあった1kmの石畳もそれまでに走っていた石畳が強烈だった事もあり比較的楽にクリア出来た。

アタック合戦での前方維持の仕方も段々と分かってきたような気もするので、次に生かしたい。

しかし終盤で前を維持するのは未だに難しいのでなんとか克服したい。

集団の後方に下がってしまっては前に上がるのは、やはりほぼ無理という事を再確認した。

 

 

余談

 

レース後に結構テレビに映っていたと教えてもらった。

どうやら、「小さい日本人が『まだ』集団最後尾で粘っている。」

と紹介されていたらしい。

いずれは前にいることで紹介されたいと思う。

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2015年4月 5日 (日)

ボルタリンブルグクラシック

オランダでの1クラスのワンデーレース、ボルタリンブルグクラシックに出場してきました。
距離は197kmでアップダウンが連続するコースでした。

レース前のミーティング

自分への指示は少しでもいいから逃げにのってみるということ。乗れなければ集団内でクネゴの近くにいて集団内に残るという指示でした。

レースレポート

気温が5度な上に雨まで降るという悪天候の中でスタートラインに並ぶ。
ロードレースはありとあらゆる過酷な環境で行われる。
基本的に「中止」という言葉は存在しない。
今までで一度だけ国体で台風直撃で中止になったことがあったが、たぶんヨーロッパなら決行していたと思う。
過酷な環境も含めてレースということなのだと思う。

パレード走行は短めでレーススタート。
スタート位置が後ろの方になってしまっていたので急いで前に上がる。
前回のレースでは前に上がることも難しかったのに、今回は以外とあっさり上がることができた。
成長したのかな?と思いながら先頭に出ることができる。
アタックに何回か反応するが決まらない。
自分で行ってみると誰も来ず、一人になった。
恐らくすぐに吸収されるので「まずいな」と思いながらも、もしかしたら後ろから少数が来て逃げになるかもしれないとも思い、踏む。
しかし結局集団で追い付かれ吸収される。
吸収されるといつもは最後尾辺りまで下がってしまうが、なんとか中盤で粘れた。
そこから上がり直そうとするが道が細い上にコーナーが多く上がれない。
集団中盤で前に上がろうともがいているとアップダウンが始まる。
一つ一つの登りは短いが勾配がキツイため位置を維持するのがやっとになる。
苦しんでいると再び平坦になり左側からチームメイトのダニエルコーリが上がっていく。
ここで付いていかなければ上がる方法がないと思い付く。
ギリギリ千切れずに先頭付近まで上がると十数人の選手が先行していた。
集団は逃がすつもりがないらしくペースを落とさずハイペースで追いかける。
先行しているグループも逃げたいようで、ハイペースの追いかけあいがしばらく続く。
自分は先頭付近でクネゴの近くに居たが、登りも下りも平坦もハイペースでかなりキツイ。
すると平坦区間でいきなり右からの横風が吹く。
集団が一気に右により自分の前の選手が右車線の真ん中から道路の右端まで急に移動した。
悪天候で視界が悪いため反応が遅れる。
前輪が前の選手の後輪の側面に2回ほど接触した。
間一髪でバランスを建て直し落車を回避する。
そして再び登りが始まる。
ギリギリのラインではあるがなんとか付いていくことが出来ると感じる。

しかし次の瞬間ペースがもう一段上がった。

ほんの少しのペースの差ではあったが自分の限界のペースを越えた。
なんとか粘ろうと全力で踏み込むが粘れない。
集団内に飲み込まれていく。
この狭いコースで一回飲み込まれると再び前に上がるのはかなり困難。
しかも粘ろうと頑張ったせいで限界で酸欠状態。
顔が歪んで、視界も悪天候の影響以上に狭まる。
フラついて他の選手から怒鳴られる。
なんとか登りを集団最後尾でクリア。
一気に下って再び登りへ。
ペースは相変わらずハイペース。
ギアを軽くしようとしたが手がかじかんで上手く変えれない。
集団最後尾でなんとか粘ろうと全力で踏む。
「オェァ」
キツすぎて勝手に嗚咽が出てきて自分で驚いた。
その登りで集団から千切れる。
ちぎれて直ぐに登りが終わり、何人かで集まって前に追い付こうとする。
しばらく追ってから距離を確認すると33km。
そこで再び登りが始まる。
やめ出す選手もいたが「ここでやめるのは早すぎる」と思い、先頭が緩む可能性にかけて踏む。
登りが終わり一人になる。
ニッポのチームカーに抜かれ「後ろのグルペットに合流しろ」と言われ、後ろに合流する。
しかしその集団でもやめる選手が続出して数が減る。
それと変わるようにメイン集団から千切れた選手を吸収しメンバーがドンドン入れ替わっていく。
アップダウンを何度も繰り返し、登りの途中で何度か見えていたメイン集団を完全に見失う。
更にそのあとも2人になるまでしつこく走っていたが、最終的に最後尾に付いている車にレース終了を告げられDNF。
スタートから60km地点だった。

感想

なんというか酷い目にあったというのが正直な感想ではあった。
パワー不足というかインターバルの能力不足というかとにかくキツかった。
でも遅れてから粘っていた感じでは前と急に離れた感じでは無かったので、自分が千切れた直後辺りに集団のペースが落ちたのかもしれない。
そうであれば、最大にキツかった部分さえ乗り越えていれば前に残れていた可能性もあったと思う。
調子がいいと思っても一瞬で追い込まれるので油断は禁物だと改めて思った。
もっともヨーロッパのレースで油断するほど余裕があったことなど一度もないが。
これほどまで追い込まれてボロボロになることなど最初から分かっているし、そうでなければヨーロッパに来ている意味がないとも思う。
どんなに残念な感じでも心折れずに頑張る所存です。

レース終了後に

チームのキャンピングカーで着替えゴールの様子を見に行くとBMCが逃げ切り優勝でクネゴが9位。

その後ニッポのゴールした選手がキャンピングカーで着替えていたので、中が狭くなるのでDNFになった自分を含めた4人は外にいた。すると着替え終わってキャンピングカーから出てきたクネゴに笑いながら「何やってるんだ?」と聞かれた。
いろんな意味で何やってるんだ?という感じではあったが、
爽やかすぎて「ピッコロプリンス(小さな王子)」の名は伊達じゃないと思った。

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2015年4月 3日 (金)

デパンネ3日目

デパンネ3日目のレースレポートです。
今日は午前中に110kmのレース。
平坦で石畳も無いが、風の影響で横風と追い風区間が相当キツイと予想できていました。

レース前のミーティング

午後からのTTのことは一切考えなくて良いから午前のレースに集中しろという指示が出ました。
そもそも午後は走れない可能性の方が大きいので午前の110kmだけに全力を尽くすつもりでスタートへ。

レースレポート

パレードも終了し集団がアタック合戦と共に伸びていく。
昨日に簡単には逃げが決まったので今日もその可能性があるんじゃないか?と前方へ。
やはりアタックのペースがそこまで速くないので前に上がれる。
右脇腹も痛いが昨日ほどでは無いので我慢できる。
先頭に出ることができ、他の選手のアタックに自分も乗る。
アタックした感じも悪くない。
3度ほど行き、自分的には決まるんじゃないか?と思ったこともあったが吸収されてしまった。
一度吸収されて飲み込まれてしまっては再び上がるのにはかなり時間がかかる。
上がろうともがいている内に逃げが決まりペースが落ちる。
いつの間にか道が狭くなっていき、細めの2車線になり、歩道を使って右から選手が上がっていく。
気付けば最後尾に。
上がっているのには意味があるのだろうと自分も歩道を使って上がる。
大きな段差が何度か連続しタイミングを合わせて飛び越える。
しかし、タイミングを失敗し段差の角に前輪が直撃!
衝撃でボトルが2本吹き飛ぶ。
前輪もパンクし一気に制動が悪くなる。
走れないと判断し路肩で前輪を外しチームカーを待つ。
急いで交換し再スタート。
車列を使って上がろうとするが、追い風区間のため集団が速く追い付けない。
小さなロータリーも有るため車列が減速しては加速を繰り返しキツイ。
何とか追い付いたと思い、前を見ると追い付いたのは若干千切れたグループ。
メイン集団に追い付くためにペースが上がる。
かなりキツイがとにかく我慢する。
メイン集団のペースが落ちて追い付く。
「やっと休めるか?」と思っていると左へ直角に曲がる。
今までが追い風だったので右からの横風に。
一瞬だけ我慢したが、棒状一列で左の歩道と路肩ギリギリまで寄り切り耐えきれずに千切れる。
そこから再び車列を使うが、車に付いても風がキツイ。
更に左膝の痛みまで出だす。
痛みで力が入りにくくやっと前に追い付いたと思ったら。
8人の千切れた集団だった。
残り50kmほどの地点だった。
そこからローテーションに入りもしたが、膝の痛みが徐々に大きくなり付いているだけでになってくる。
踏み方を工夫したりもしたが、踏み込めないのでペースが遅いのにキツイ。
走り切りたいという思いがあったので頑張ってみたが、これ以上無理をすると悪化して怪我が酷くなると判断し、車に回収されてDNF。

感想

前半は体の感じも悪くないと感じていたので無念だった。
左膝は疲れたり寒かったりすると痛みが出やすいのでケアして次のレースに備えたい。
今回のレースではずっとキツイとしか思えなかったが、これほどまでキツくなる追い込みは練習では絶対に出来ないのでかなりのトレーニングになったと思う。
しかし本来はトレーニングでは無くレースをしないといけないので情けない。
ボロ雑巾のようになるまで引きずり回されて集団最後尾に貼り付けにされたが、コテンパンにされるのはいつもの事なのでしつこい位に諦めず、強くなれると信じ続けて耐え続けたい!
「自分が苦しんでいるときは強くなっているときだ」と思って頑張っていく。

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デパンネ2日目

デパンネ2日目のレースレポートです。
コースは今日は短縮はなく217kmのレース。
120kmから150kmの間に5ヶ所の石畳を挟むコースでした。

レース前のミーティング

やはり我慢しろとの指示が。
そもそもそれ以外のことが出来ないんじゃないかというレベルで昨日はキツかった。
今日もあれぐらいキツイのだろうかとビビりながらスタートへ。

レースレポート

本日のパレードは短めで終了でレース開始。
しかしアタック合戦に昨日の勢いはない。
他のチームも疲れているのだろうか?
しかし、自分は左脇腹がかなり痛い。
息が上がって呼吸する度に刺すような痛みが走る。
たぶん昨日車に突っ込んだ影響だろう。
トップスピードでもないのに集団後方でゼーゼー言いながら我慢する。
しばらくするとペースが一気に落ちた。
今日は逃げがかなりさらっと決まったようだった。
そこからは横風の吹くところでペースが上がったりもしたが、比較的ユックリと落ち着いたペースでレースが進んだ。
しかし100kmを越えた辺りから動きが徐々に激しくなってくる。
横風や追い風のところでペースアップしだし、集団が分割されては元に戻るを繰り返す。
自分も堪えきれずに一度千切れてから復帰する。
最後尾で苦しんでいると登りに入る。
少しペースが落ち、休むことができると安心する。
「しかしこの登りどこかで見たことあるな、昨日走ったかな?」と思いながら走る。
すると登りきったところで直角に曲がってパベ突入。
フランデーレンの2日目にも走った登りの石畳。
思わず「出た!」と悲鳴をあげてしまう。
しかもほぼ最後尾で入ったことで前が詰まっており足までついて再スタート。
完全に勢いが無いためドンドン遅れていく。
頂上に着いた頃には集団が見えなくなっていた。
何とか追い付こうと下りで一気に踏むと直角カーブが登場。
慌ててブレーキして後輪を滑らしながら何とか勢いを殺して曲がる。
見晴らしのいい真っ直ぐな道に入るが集団は影も形もない。
自分の近くには6人がいたので、そのメンバーで前にいる数人の千切れた選手のグループに追い付こうとする。
しかし登りで6人が分解。
2人が先行し、自分とチームメイトのアントニオとサウスイーストの選手の3人になり、1人がやめた。
そこから3人で追いかけるが一向に差が詰まらない。
審判バイクから「やめるか?」と聞かれるが、「ノー」と答える。
かなり粘っていると、見かねたのか救急車がカーぺーサーしてくれて前に合流することができた。
前に追い付いた時にサウスイーストの選手がメーターを見て「87」と呟いてやめていった。
自分も確認してみると、ラスト87km地点だった。
正直自分もやめたいと思ってしまったが、この集団があるかぎりはゴールできる可能性があると思い我慢する。
そこから8人でローテーションするが横風も強く何度か分解しかけてはカーぺーサーで纏まるというのを繰り返す。
そんな状況が続きながらカーぺーサーなども入りつつ走っていると、前に大きな集団が見えてきた。
大集団の後ろの車列を使って追い付く。
どうやらそこが本物のグルペットだったようでその大集団でそのままゴールした。

感想

ホントにキツくて何度もやめようかと思ったが我慢して良かったと心の底から思った。
特に8人でローテーションしている途中で雨が降って来たときは膝が痛くなってきたこともありマジでやめようかと思ってしまった。
誰か一人がやめていればやめてたかもしれない。
我慢することだけは学べていると思うベルギーのレース。
諦めなければ救いが有ることもあると学べた1日だった。
明日は110kmのレースが午前中にあり、午後から上位120人だけTTがある。
恐らくTTは走れないと思うので午前中のレースで全力を出して頑張りたい。

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2015年4月 1日 (水)

デパンネ

ベルギーでのHCクラスのステージレース、Driedaagse De Panne-Koksijde(以後デパンネ)の1日目のレースレポートです。

レース前ミーティング

レースが12km短くなって190kmになったようだった。
自分への指示はとにかく集団内で耐えろ。何かしようとしなくていいからとにかく耐えろ。千切れてもグルペット(千切れたメンバーで打ち切りタイム以内にゴールを目指す集団)で耐えろ。
今までに聞いたことがない指示である。
指示というより修行の気配がある。
それほどまでにハードなレースということなのだろう。

レースレポート

指示が暗示していた厳しさにビビりながらレーススタート。
今回はパレード区間(集団でユックリ走る観客へのサービス区間)が長い。
そしてパレード区間終了と同時に集団が急加速。
横風区間で爆速のアタック合戦が開始される。
自分は集団内で何とか耐える。
しかし限界ギリギリ。
本当に限界ギリギリ。
一向にペースが収まらず集団が棒状に延びきっている。
先頭付近はアタック合戦していることもあり団子状に固まっている。
恐らく先頭付近は棒状に延びきっているところよりは楽なのだろう。
しかしそこまで上がる足がない。
そうこうしているうちに結構な人数の逃げが発生した。
というより集団が砕け出した。
だいたい3つくらいになっている。
自分は一番後ろの集団。
前に追い付こうと自分の集団がペースアップ。
かなりギリギリ
白目をむいているんじゃ無いだろうかというくらいギリギリ。
心臓も足も限界で先頭が回ってきて引いたあとに集団に付いたが千切れる。
今回はこれで終わり。

ではない。
完走しなければならない。
とにかく自分のペースで前から遅れすぎ無いように頑張る。
粘ればチームカーの車列を利用して集団内に復帰できるはずである。
しかしなかなか車列が来ない。
後ろで大きな落車でもあったのかな?と思っていると車列の代わりに20名ほどの集団が来る。
これが集団認定されていたから車列が上がってこれなかったのである。
自分もそこに合流。
しかし千切れたときのダメージと独走時のダメージで付いているだけでキツイ。
当然この集団も前へ復帰しようとしているのでハイペース。
前のペースに耐えきれず千切れたのに、後ろは前に追い付こうと前のペースよりさらに早く進むという地獄のような構図。
地獄に耐えきれず再び千切れる。
今度は車列が来たのでそこに潜り込む。
そこからカーぺーサーを利用して追い付こうとするが、前もハイペースのためなかなか追い付かない。
下りに入り、車列が止まっていたので一気に右側から抜いていく。
すると前に小さなロータリーがあり、自分の走行ラインの先に他のチームのチームカーが止まっている。
ちなみに左側にもチームカーの車列があるので回避不可。

ヤバイ!と思い急ブレーキ。
車輪がロックして滑り出す。
下りということもあり勢いが落ちない。
まるでスキーでもしているかのよう。
そのまま突っ込む。
まず前輪が真っ直ぐバンパーに突っ込む。
後輪が跳ね上がってジャックナイフの体勢に。
そのまま左肩と左側頭部で車にブチ当たる。
左右には吹き飛ばず元の位置に戻って来る。
衝撃でクリートが外れていたのか自転車を跨いだ体勢で両足で着地。
奇跡的に外傷は無し。
しかし衝撃で頭が真っ白になり立ち尽くす。
まさに頭の回りを星が回っている感じ。
突っ込んだ車からスタッフが出てきて、大丈夫か!?と聞いてくる。
OK.No problem.
と返答して、再スタート。
まだ頭がぼーっとしていたが懲りずにカーぺーサーを使って今度は何とか復帰。
復帰といってもグルペット。
出来ればもう一つ前の集団に入りたいと思い飛び出してみるが、足がなくて戻って来る。
吸収された時点でだいたい100km地点。
そこからは石畳と風の猛攻に苦しみながら何とかゴール。
結果は24分15秒遅れの164位

感想

とにかくキツイレースだったが完走できてよかったと思いました。
追突の影響も無さそうなので明日も頑張りたいと思います。
粘ることしか出来ないレースではあるのですが、ここを耐えることで次の目標も見つけていくことが出来るかもしれないのでとにかく今は我慢していきたいです。
明日は217kmかなりの恐怖がありますが全力で耐えてきたいと思います!

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