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2015年5月

2015年5月30日 (土)

湖一周

湖一周

 

クラス: G プロツアー(トレーニング)

開催国:日本

天候:曇り

 

朝から練習開始。

雨は降りそうにない曇りで絶好の練習日和。

目的地は近くの湖。

1周して帰ってくる予定だ。

出来れば平均時速30kmを維持したい。

湖に至る前に峠を1つ超える。

登り手前で丁度1時間ほど。

走行距離は30km。

信号が多かったことも考えると上出来だろう。

峠を越える。

下りで加速できたおかげで下りきったころには平均時速30kmを超えていた。

湖に到着する。

大きな橋の付け根のコンビニで水を補給しながら回る。

半分ほど行ったところの道に駅で一度休憩。

10分ほどで走り出す。

しかし1時間ほどして再び休憩。

踏み過ぎたのだろうか?

確かに平均時速は31kmを超えている。

10分程で再スタートするがやはりしんどい。

3分の2ほど行ったところで30分休憩することに。

しっかり休んで後半に備える。

休めたおかげで回復し追い風も手伝いハイペースで走る。

行きに通った峠に到着。

現在平均時速31.4km。

このアドバンテージをいかに残して登り切れるかで今日の平均時速が決まるだろう。

と言ってもかなり疲れているためユックリしか登れないのだが。

峠を越える。

平均時速30.5km。

やはりかなりロスしてしまった。

しかもここからは信号の連続区間。

果たして平均時速30kmを保ったまま帰れるのか?

日没後、しばらくしてから家に付く。

平均時速30.2km。

まあ上出来だろう。

高校の時より平均時速が3km程上がっている。

さすがに疲労がヤバいのでしっかり休んで回復させよう。

 

距離:315km

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獲得標高とカロリーは当てになりません

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2015年5月27日 (水)

ツアー・オブ・ジャパン 7日目

ツアー・オブ・ジャパン

 

クラス:1 ステージレース 7日目 

開催国:日本

距離:112.7km

天候:晴れ

 

7日目は東京の大井埠頭で開催。

コースは大井埠頭を回るだけ。

14.7kmかけて周回コースに入り、7.0kmの周回コースを14周回るレースで高低差はほぼゼロのフラットコース。

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レース前のミーティング

 

この日はマリーニのゴールスプリントで勝負するという作戦に。さらに中間スプリントもマリーニがとることでスプリントジャージも取りに行くという作戦。その為にも一回目のスプリントまでは逃げを潰して集団スプリントに持ち込むということになった。

 

 

レースレポート

 

.2kmのパレード走行を終えてレース開始。

スタート直後からアタックがかかる。

タブリズが先頭で1列になって追いかける。

自分はタブリズの後ろ辺りで様子見。

逃げを決めてしまいたいのか、あまり距離が縮まらない。

ペースがさらに緩みかける。

このままでは逃げが決まると思い集団から飛び出す。

少し踏んでから後ろを確認すると予想通り集団が付いて来ていたので先頭交代。

飛び出したメンバーが吸収される。

それからは様子を見つつ、タブリズが追いかけるのをやめそうになったタイミングで飛び出して集団を活性化させ逃げを潰す、を繰り返す。

周回コースに入る。

先頭でアタックに反応しチェックに入り続ける。

飛び出すメンバーはドンドン入れ替わり状況が変化し続ける。

飛び出したのが4名ほどになる。

自分を除いて3人であれば後ろも吸収しやすいだろうと、1回だけローテーションに入りその後は後ろに付いたままになる。

今回は逃げたいのではなく潰したい。

とにかく1回目=2周目の中間スプリントは集団で通過させたい。

いつの間にか集団からブリッジがかかりメンバーが増えている。

しかもメイン集団が離れている。

前で反応し過ぎて集団の様子が把握できていなかった。

潰すのが目的なので集団後方に付いたままになる。

中間スプリントが近づく。

集団が追いついてくる気配はない。

仕方がないので自分がもがいてとにかく点数を潰しておくしかない。

中間スプリントでもがく。

2位通過。やはりスプリントは得意ではない。

ここからどうするべきか?

次の中間スプリントは4周後なので、その前まで逃げておいて中間スプリント前で集団に追いつかれるのが良いのだろうか?

そう思い取りあえずローテーションに入る。

しかし、逃げの集団からスカイダイブが交代でアタックをかけだす。

しかも2人が交代でアタックするので追いかけて潰す集団も結構足を使う。

何度か潰し、「どうしたら良いのだろうか?」と思っていると、「集団に下がれ」という指示が出る。

逃げ集団から離れメイン集団に戻る。

逃げで無駄な足を使わずにマリーニのアシストの為に足を温存しておけということだろう。

マリーニのそばで待機する。

終盤に近づくにつれて位置取りが始まる。

自分も加わりつつ集団の前方の位置をキープする。

ペースも上がり、位置取りも厳しくなりつつラスト1周に入る。

コーナーでライン取りに失敗し遅れる。

短い直線区間で追いつく為に上がろうとするが上がりきれない。

この感じだとラストの直線で上がってアシストするしかない。

最後の左コーナーに入る。

前方の集団真ん中で落車が発生。

コーナを突っ込み過ぎてスリップしたか、ハンドルが絡まったのだろう。

自分は巻き込まれず回避する。

しかし、集団が落車の影響で縦に伸び、すごい勢いで前を追う。

前の集団に追いついた。

と思った時に再び落車。

今度は「前の集団の先頭を全力で引き終えペースを落として下がってきた選手」と「集団の先頭に上がる為に全力で追いかける選手」が衝突して吹き飛んだらしい。

再び集団が左右に分かれて落車を回避する。

自分も回避し前見る。

前方で、今の落車を振り返って確認した選手2人がぶつかり再び落車発生。

本当に混沌としている。

巻き込まれないように注意しながら、この状況ではもう前に上がれないだろうと思い踏むのをやめる。

そしてそのままゴール。

 

 

感想

 

今日のチームオーダーとしては、前半は逃げを決めさせない。というものであったが、前で反応し過ぎたことで集団の様子を見れずに、逃げを潰すのではなく逃げに入ってしまったというのは失態だった。

気付いた時には集団から結構離れてしまっていたので、もっと早くに気付けるように落ち着いた状況判断能力も身に着ける必要があると感じた。

また、困った時にはチームカーを早く呼んで指示をもらうことが一番最善の動きに繋がるのだろうとも思った。

最後の場面でもやはりコーナーで遅れてしまったので、アシストの仕事をするためにもスプリンターの周辺は絶対にキープしないと仕事にならないと感じた。

 

まだまだレースは続くので、今回の失敗を生かして次からのレースで力を発揮できるように頑張っていきたい。

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2015年5月23日 (土)

ツアー・オブ・ジャパン 6日目

ツアー・オブ・ジャパン

 

クラス:1 ステージレース 6日目 

開催国:日本

距離:122.0km

天候:晴れ

 

6日目は静岡県の伊豆。日本で唯一の250mの室内バンクがある、日本サイクルスポーツセンターの周回コース。コースは1周12.2kmの登りか下りしかない強烈なハードコース。去年イランのペースアップにより大量のDNF(途中でレースから除去される)選手が大量に出たことでも有名だ。

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レース前のミーティング

 

出来る限り前で粘るようにという指示。

とにかくイランの猛攻にいかに耐えるかが重要だろう。

 

 

レースレポート

 

今日はパレード走行がなくスタートラインからすぐにレース開始。

アタック合戦でいきなりペースが上がる。

スタート位置が後ろの方だったこともあり状況があまり掴めない。

しばらくすると数名が飛び出し、それをタブリズが追いかけている。

登りでは常に逃げが見えるほどで追い続けている。

タブリズがコントロールしたまま2周目を過ぎ3周目に入る。

逃げは見えなくなっているがそこまでは離れていない様子。

山岳ポイントが設定されている登りの次の登りでアタック。

ランプレのフェンが付いてくる。

2人になり頂上を通過する。

後ろを見るとタブリズが追いかけて来ており捕まりそうだったので集団に戻る。

フェンはここでそのまま踏み続ける。

ここで失敗した。

タブリズがフェンを吸収しなかった。

自分もここで諦めていなければ逃げれていたかもしれない。

足に余裕があったにもかかわらず、捕まるだろうという弱気な考えでやめた結果だ。

やはり、一度飛び出せば完全に捕まるまで全力で踏む必要があるのだろう。

吸収されたまま4周目と5周目が過ぎる。

集団はタブリズがコントロールしたままユックリ目のペースで周回を重ねる。

6周目に入った直後にピシュガマンの選手が山岳ポイントを取る為にアタック。

タブリズが追走し、ペースが上がる。

いた位置が悪い。

結構後ろの方にいたため集団が伸びて苦しむ。

しかもアップダウンでいつの間にか足にダメージが来ていて重い。

連日の疲れもあるかもしれない。

結局、踏み切れず遅れる。

山岳ポイントの次の登りでは前の集団が見えているが追いつくのは難しそう。

しかし集団も少しずつバラケ出している様子。

皆キツイのだろう。

遅れた選手で前を追う。

集団には追いつけないだろうが、前からこぼれてきた選手を1人でも多く吸収しておきたい。

7周目に入る。

前に3名の選手が見える。

山岳ポイントの登りの終わりまでには追いつきたい。

そこから下りが連続するため追いつけなくなる可能性が高い。

少し踏んでいき、山岳ポイントの頂上で丁度追いつく。

追いついたのはドラパックの選手が2人と愛三の伊藤さん。

追いつくために無理やり踏んだので少し休憩する。

山岳ポイントの次の登りを過ぎ、一気に下る。

足が回復してきた。

前に追いつけたということは前の方が遅かったということなので、更に前を追いかけれるのではないか?ということで、集団から出て先行する。

登りで自分のペースで踏んでいき、無理がない程度に下りも踏む。

8周目に入る。

先行しだしたところまで回ってくる。

丸1周1人で走ったことになる。

後ろに追いつかれた。

集団で走って下りで速度を出した方が速いということだろう。

集団に戻る。

集団はずっとドラパックの選手が交代で引いていた。

かなり強い。

9周目に入る。

ラスト2周。

この周はかなり大事。

なぜなら、このステージはトップに追いつかれるとDNFになってしまう。

去年はそれで大量のリタイアが出た。

逆に言えばこの周をトップから逃げ切り、ラスト1周に入ればどんなに遅くてもゴールできるということである。

トップとのタイム差的には追いつかれる心配はあまりなさそうだが、去年は最終周回が一番速かったという話もあるし、油断できない。

集団はドラパックの選手を先頭に登りの区間は少し踏む程度で登り、下りをかなりのハイペースで下る。

自分も一番長い登りで先頭を引くのに加わる。

無事、集団に追いつかれずに最終周回に入る。

ゴールは確定である。

集団も安心した感じでペースが落ちる。

ラスト1周。

このままユックリゴールしてもいいが、足には余裕がある。

まず考えるのは総合順位のこと。

前には結構人数がいるはずなので、総合順位のガク落ちは確定だろう。

でも少しでもタイム差を詰めて落ち方をマシにしたい。

それに、「ただ千切れただけ」のレースで何もせずユックリゴールするのは意味が無い。

どうせなら、苦しんで、練習して、次の為の強化に繋げて行きたい。

集団から先行。

登りは少し抑えめで踏むが、下りは全力で踏んでいく。

ラスト4kmを切る。

結構ダメージが来ているが、どうせすぐゴールなので気にせずそのまま踏む。

ラスト1kmを過ぎ、最後の登りを全力で踏んでゴール。

 

17分26秒遅れの57位。

総合は24分35秒遅れの43位。

 

 

感想

 

今日の感想としては情けないというのが一番に上がる。

このレベルの強度のレースが連続しただけでダメージが来て踏めなくなるというのは情けない。

心拍数的には上限まで上がりきらずに千切れているので完全に筋肉へのダメージが問題だろう。

気持ち的にもいつも以上に甘いところがあったとも感じる。情けない。

フェンと一緒に逃げていれば違っただろうし、ペースアップした登りの前で後ろに下がってしまっていたのも気の緩みだろう。

心身共に修行のやり直しである。

もっと甘さを捨てて上を目指していけないことには、この先の道は無いのだろう。

 

何より、このレース全体を通して外国人にいいようにヤラレテいるのが情けない。

日本の企業にスポンサーとして援助をして頂き開催し、沿道には日本人の応援で溢れかえっている。

その環境の中で活躍できずに終わってしまうというのは本当に悔しいと思う。

外国チームにドヤ顔でコントロールされて後ろに付いていくのはウンザリである。

外国チームが「このレースは日本人が意気込んで無茶をしてくるから出たくない」と思うくらいに暴れたいものである。

その為にはもっと力を付ける必要があるのだろう。

 

しかし、レースは今日で終わりではない。

明日のレースでは、チームのオーダーにもよるが、外国人に一矢報いることが出来るような走りをしたいと思う。

気合十二分で挑みます。

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2015年5月22日 (金)

ツアー・オブ・ジャパン 5日目

ツアー・オブ・ジャパン

 

クラス:1 ステージレース 5日目 

開催国:日本

距離:11.4km

天候:曇り

 

5日目は富士山のふじあざみラインで開催。

コースはふじあざみラインを登るだけ。

11.4km登って富士山の5合目がゴール。

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レース前のミーティング

 

毎年このステージはスタートしてしばらくの間で、人数がかなり絞られるため、それまで集団で耐えるように。そこから遅れても、無理には踏み過ぎず自分のペースを維持することで遅れてくる選手を抜けるように頑張れ。と言われました。

 

レースレポート

 

13.2kmのセレモニーランで出走サインをしたところから移動し、ふじあざみラインの入り口に到着。

レース開始まで時間があるのでローラーに乗り体を冷やさないようにする。

スタートラインに並ぶ。

レース開始。

出だしからペースが速い。

スタートから3km程は比較的勾配が緩い。

出来ればその区間は集団のまま登りたい。

1人の選手が先行しているが集団は安定したペースで登っている。

その安定したペースが結構きつい。

昨日からの疲れが残っているのだろうか?

ある程度は粘ってみたが、これ以上踏んでしまうと千切れたときに踏めなくなると思い千切れる。

.5kmほどの地点。

直線区間がまだ続いていたので集団の様子を見ながら登っていると、自分が千切れた少し後から集団も分解しだしていた。

やはり全員きつかったのだろう。

ここからは出来る限り上位でゴールできるように自分でペースを調整しながら登る。

路肩には1km毎に表示が出ているのでモチベーションも保ちやすい。

ラスト5km程に小さい下りがあり、そこからさらに勾配が急になっていた記憶がある。

出来ればそこまでは余裕を持ちつつ登りたい。

蛇行も入れつつ負荷を和らげ、踏み過ぎないように気を付ける。

何人かに抜かれたり、前に集団が見えたりするが無理に追わない。

徹底して自分のペースを維持する。

ラスト5km程の下りを過ぎる。

心拍数を確認しながら徐々に踏んでいく。

このあたりから前半踏み過ぎて遅れだした選手を抜いていく。

自分も優に抜かれるが追わない。

ペースを刻み続ける。

前に小集団が見える。

ペースで踏んでいるので本当にユックリだがジワジワ詰まっている。

あの集団は抜いてゴールしたい。

今のままのペースだと追いつけないだろう。

どこから踏み出すべきか?

ラスト2km通過。

まだ早い。

この急勾配での2kmは結構距離がある。

ラスト1.5km通過。

徐々に踏んでいく。

まだ全力ではない。

小集団の後方に追いつく。

集団もゴールが近いということでペースを上げたのだろう、分裂している。

ラスト1km通過。

ほぼ全力で踏み出す。

一気に前と詰めて抜かす。

一瞬振り返ると誰も付いて来ていない。

ラスト500m。

全力で踏むがかなりキツイ。

減速しそうなところをギリギリで耐えて維持する。

前にいた外国チームの選手に併走するが抜ききれず、逆に離される。

そしてそのままゴール。

 

順位は35位で日本人4位

タイムは44分44秒。

不吉だ。

 

 

感想

 

自分のペースで刻んで登ることが出来て良かった。

3年前と比べて2分近くタイムを縮めることもできていた。

しかし、せめて直線の区間では余裕をもって先頭集団に残れるぐらいの力をつけたいと思った。

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2015年5月21日 (木)

ツアー・オブ・ジャパン 4日目

ツアー・オブ・ジャパン

 

クラス:1 ステージレース 4日目 

開催国:日本

距離:123.6km

天候:晴れ

 

4日目は長野県の飯田市で開催。

コースは12.2kmの周回コースで周回コースの起点から1.5kmほどで3.4kmの山岳ポイントへの登りが始まり、その後アップダウンを繰り返して下りきり、2kmの平坦を挟んで起点に戻るという周回コース。

ラストは周回コースの起点から周回コースを離れて、平坦での直線ゴール。
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レース前のミーティング

 

かなりハードなレースになるだろうということで、外人が本格的に動き出す前に逃げて後ろから追いついてくる外国人に合流するという作戦。重要なのは後半なので、逃げで足を使い過ぎないようにメンバーと人数を見て反応し、逃げれたとしてもあまり踏み過ぎないように気を付けること。という指示。

 

レースレポート

 

.3kmのパレード中に集団先頭に出てアタック合戦に備える。

今日までのレースの感じでは、アタック合戦の勢いがヨーロッパレースに比べて遥かに低い。

リーダーチームが先頭に出ただけでアタック合戦が終了してペースが安定する。

積極的に逃げたいチームが少ないのかもしれない。

しかし、今日はどうなるかは分からないので取りあえず反応するべく先頭のままパレードが終了し、レース開始。

アタックがかかり数名が飛び出すが様子見。

すぐ周回コースに入る。

 

ラスト10周

集団も追いかけ、登りが始まると飛び出していたメンバーはすぐに吸収。

ハイペースでアタックがかかりながら登る。

登りは集団でクリアする。

アップダウンの下りを利用しアンカーの内間さんが単独アタック。

スカイダイブがコントロールを始め、逃げが決まる。

下り切り、平坦区間に入る。

ランプレのフェンチュンカイと外国チームの選手がブリッジをかけるためにアタック。

スカイダイブはそれを見逃す。

「次に追走が飛び出せばチェックに入ろう」と思っていると、右京の外国人がアタック。

すかさず反応し後ろに付く。

自分達とともに数名が飛び出しており、平坦区間の内にフェンと外国チームの選手に追いつく。

後ろを確認すると、スカイダイブはこの飛び出しも見逃すつもりらしく、集団は見えない。

 

起点を通過、ラスト9周。

登りが始まって直ぐに内間さんに追いつく。

逃げのメンバーは9名。

自分、アンカーの内間さん、ランプレのフェン、ブリッツェンの阿部さん、右京の外国人、ドラパック、アバンティ、タブリーズ、ピシュガマン。

登りでのタイム差は30秒ほど。

全員で均等にローテーションしながら逃げる。

タイム差は下り切った時点で50秒ほど。

あまり開いていない。

平坦区間をローテーションで回して起点を通過する。

 

ラスト8周。

この周回には山岳ポイントが設定されている。

今日のコースは1位通過から順に、7、5、3、2、1点が与えられる。

現在の山岳リーダージャージはNIPPOのポッツォ。

山岳リーダーをキープするためにも、ここは山岳を1位通過してポイントを潰しておくべきだろうか?

それとも後半に備えて、ここは足を使わずにポイントを無視するべきだろうか?

そもそもこの逃げのメンバーの中で誰が山岳リーダーに関係してくるのかが分からない。

出来ればチームカーを呼んで相談したいが、道が狭いこともあり上がって来れるか分からない。

自己判断。

とりあえず様子を見ながら登ることに。

登りに入ると先頭で登るランプレのフェンから、後続が離れる。

山岳ポイントに興味がないということだろうか?

自分のペースで軽く踏んでいきフェンに追いつく。

カーブミラーで後ろを確認すると後続は離れたまま。

それであれば、このままキツく無いペースで踏んでいって、独走状態で山岳ポイントを通過できれば一番楽だ。

そう思って先頭で踏んでいたが、後ろもペースを上げて追いついてきた。

山岳ポイントの少し手前で登りが緩くなるが先頭で走る。

勾配が上がりだしポイントまでラスト500mほど。

先頭で踏んでいく。

緩いコーナーの先に山岳ポイントのアーチが見えた。

同時に後ろからフェンがもがき出す。

「マジか!スプリンターの癖に山岳ポイント取りに来んの!?ワールドツアーチームの意地!?」

とか思っていると、他の選手ももがいていき、自分は4位通過。

来ないかも、と油断していたせいで無駄足を使ってしまった。

やはりポイントを取ろうと思ったのであればしっかり警戒しておくべきだった。

後で知ったが、ランプレのフェンは今日のステージでポッツォと2点差にまで山岳ポイントの差を詰めた。本気で山岳リーダーになる為にもがいたのだろう。

山岳ポイントを通過しアップダウンを繰り返して下る。

アバンティが遅れ8人になる。

下りきったところでタイム差27秒。

一気に差が縮まったため皆、なんで?という感じだったが、とりあえず逃げるために平坦区間をローテーションでペースを上げる。

 

起点通過でラスト7周。

自分は逃げることで後ろに人数を減らしながら追いかけて来て欲しかったのだが、上手く行きそうにない。

逃げているメンバーも後ろを気にしだしている。

次の登りで追いつかれるだろう。

今のうちに諦めて後ろに下がった方が良いだろうか?

しかし、下がれば登りを下から集団で登ることになり、もしペースアップすればかなり苦しむだろう。

しかし無駄に足を使いたくもない。

それであれば登りをさっきの様に下から自分のペースで登り、集団を待つのが一番良いだろう。

余裕があれば集団のペースに合わせて前方に合流することもできる

登りに入る。

ある程度登ったところで後ろから「ゲンキ!イク!」という毎度お馴染みのポッツォの声が聞こえる。

集団が追いついたのだろうか?

ミラーで見ると追いついてきていないように見える。

ポッツォがブリッジをかけたのだろうか?

声も聞こえたことなので8割くらいで踏み出す。

もし、集団が追いついてきたのであれば、追いついた直後にペースアップされるのはかなり応えるはず。

もし、追いついていなければ再び逃げることができるかもしれない。

踏み過ぎて踏めなくなる限界ラインを超えないように気を付けながらガンガン踏んでいく。

山頂までラスト1kmでタブリズの選手がアタックをかけてくる。

集団に追いつかれた。

思わずタブリズに反応しそうになるが、集団が追うだろうと考え抑える。

やはり直後に集団が抜いてくる。

勾配が緩くなり集団が伸びる。

上手いこと集団の前方に合流する。

タブリズも吸収されて山頂を通過する。

アップダウンを繰り返して下る中でアタック合戦になる。

集団から2人が抜け出してペースが落ち着く。

 

ラスト6周。

逃げが行ったことでペースが落ち着き、比較的ユックリしたペースで1周する。

 

ラスト5周。

この周にも山岳ポイントが設定されている。

ポッツォに「山岳ポイント取りに行くか?」と聞く。

「いや、無理。」ということで特に仕事も無く、登りに入る。

山岳ポイントが有ることもあってか、アンカーがかなりペースを上げる。

出来れば山岳ポイントを取っておこうと思って先頭付近にいたが、とても勝負出来そうにない。

とにかく遅れないように前の選手に張り付いて登る。

山岳ポイント通過後、少ししてからペースが緩む。

なかなか良い追い込み具合の登りだった。

しかし、先頭集団には残れている。

緩んだペースでアップダウンを過ぎ、平坦区間も過ぎる。

 

ラスト4周。

今度はビシュガマンが列車を組んで先頭で登りに突入していく。

さっきの周より早い。

ヤバい。

これは耐えきれないかもしれない。

ここで無理して位置をキープするより、徐々に位置を下げながら登り、集団より若干遅く上ることでダメージを和らげた方が良い。

本当にユックリ下がりつつ登る。

集団中盤より後ろまで下がってしまったが、何とかトップ集団で登りきれた。

この周は下りも結構いいスピードで下る。

ラスト7周の終わりに行った逃げは2人ともまだ逃げている。

平坦区間に入る。

シマノの入部さん、アンカーの西薗さん、たしか右京の外人選手の3人が飛び出す。

少し遅れて自分も飛び出す。

ブリッジをかけに行く。

後ろにニーバリが付いており「行け!」と叫んでいる。

遅れて飛び出したこともあり追いつくのに時間がかかる。

ニーバリと交代するがあまり引かずに交代。

2人なので自分が再び引く。

追いかけている際に起点を通過する。

 

表示がラスト3周。

あと3周もある!これで逃げれなければ結構ヤバい!と思いながら通過。

通過後しばらくして前に追いつく。

後ろは離れている様子。

2kmほどかけて追いついたが、そのうちの8割ほどを自分が引いたので結構足にきている。

ちなみにこの周にも山岳ポイントがある。

ニーバリに「山岳ポイントをとってくれ」と言う。

「前に2人逃げているから大丈夫」と言われる。

ホントに大丈夫か?と思っていると、西薗さんが登りで踏み出し飛び出した4人がバラけだす。

更に、まさかの後ろから集団追い上げ。

中盤付近まで先行していたが吸収される。

追いかけたダメージが深く、ジワジワと集団の横を下がっていき遅れる。

山岳ポイントを通過する集団の後方がギリギリ見える。

遅れたメンバーで集まって前を追いかける。

.3km地点の芦ケ沢大橋で何とか集団に追いつく。

下り切り、平坦区間もペースが速い。

 

ラスト2周。

休まる間もなく登りへ突入。

最初は耐えるがかなり限界。

あと2周ある。

ここで無理をしてしまうと、千切れた際に一気に遅れてしまうだろう。

情けないが、無理をしてブッ千切れるより、限界ギリギリをキープしつつ遅れることで少しでも順位が上の方が良いだろう。

極力遅れないように踏みながらも、力を出し切ってしまわないように気を付ける。

山頂を通過。

集団は影も形も見えない。

終わりか?

遅れた選手が他にもいたので協力して追いかける。

もうだめか?と思ったが、なんと再び芦ケ沢大橋で追いつく。

遅れたにも関わらず2回も追いつけるとは、「頑張れ」と神が言っているに違いない。

平坦区間は相変わらずハイペース。

足はあまり休まらない。

 

ラスト1周。

ここまで来たのだから、全力で行くしかない。

登りが終われば下り基調のアップダウンと平坦だけだ。

足を使い切っても集団には残れる。

ガラナ投入。

一気に気合が入る。

気合十分で登りに突入する。

中盤まで粘る。

ペースが上がりだし全力で対応する。

しかし、足が限界でつりかけてピクピクしだす。

踏み切れず遅れだす。

集団から遅れるが、トップ集団も人数がかなり減り分裂もしている。

かなりキツイが分裂した後ろの集団から離れないように根性だけで粘る。

山頂直前で叫びとともに前に追いつく。

そのまま下りに入る。

そこからは前との遅れを少しでも小さく抑えるため、ハイペースでローテーション。

ラスト3km程は総合リーダーだったスカイダイブの選手が全力で引いてゴール。

 

 

感想

 

ところどころで無駄足を使ってしまったのが最後までトップに残れなかった原因だと思う。

しかし、前に残る為の動きでもあったので仕方がない。

興奮状態でも冷静さを持ってレースで走れないと勝負に絡んでいくのは難しいのだろうと思う。

明日は登り一本の全力勝負。

自分がどこまで行けるのか挑戦してきたいと思う。

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2015年5月20日 (水)

ツアー・オブ・ジャパン 3日目

ツアー・オブ・ジャパン 3日目

 

クラス:1 ステージレース 3日目 

開催国:日本

距離:139.4km

天候:晴れ

 

3日目は岐阜県の美濃市で開催。

コースは21.3kmの周回コースでゴール前6.3kmから1kmの登りが始まり、下った後に3回の直角コーナーを経て直線ゴールというコース。

そこ以外は基本広めの平坦という簡単なコース。

 

 

レース前のミーティング

 

序盤に形成される逃げに積極的に乗って行く。しかし、2,3人の少数の逃げは泳がされて最終的に潰されるだけなので、ある程度の人数とメンバーを見ながら勝ち逃げを狙って行くという指示。

さらに逃げれた場合には、途中に設定されている山岳ポイントも稼ぐ&潰して行くという指示。

 

 

レースレポート

 スタート地点の密度は今日も低く、先頭の付近でパレード開始。

パレードは4km。

パレード中に先頭に出て戦闘態勢完了。

先頭付近の様子は昨日リーダージャージを取ったスカイダイブが5人ほど上がってきており、コントロールする気満々。

周回コースの途中に合流しレーススタート。

開始と同時にスカイダイブが良いペースで引き出し集団が伸びてアタックがかからない。

無駄足を使いたくない自分としてはチェックだけにしておきたいのでとりあえず様子見。

しばらくしてペースが緩んだタイミングでマトリックスの外人選手が単独アタック。

少し遅れてドラパックが単独ブリッジ。

集団は依然スカイダイブがイーブンペースで引いているので、急激には離れない。

しかしジワジワと差が開いていく。

ポッツォから、「次、追走があれば反応してくれ」と言われて集中する。

そのままジワジワと差が広がりながら登りに入る。

登りでも追走がかかることなく下りへ。

下りきり、3回のコーナーも抜けて平坦区間が始まる。

ラスト6周。

追走がかかるかと思ったがスカイダイブが良いペースで引いていたのでそのまま。

逃げが確定し1分差程ひらく。

スカイダイブが完全にコントロールしてレースが進む。

NIPPOはスカイダイブの後ろの位置をキープ。

登りが終わり、下りでマトリックスの外人選手が集団に帰ってくる。

ドラパックの一人逃げになった。

ラスト5周に入る際のフィニッシュラインが中間スプリントに設定されており、集団が伸びたが、スカイダイブのコントロールでペースが落ち着く。

NIPPOには山岳ポイントリーダーのポッツォがいるので、その為にスカイダイブの後ろをキープしていた。

ラスト5周の山岳でポッツォが先頭で登る。

周りから抜かれないように警戒しながら登っていき、ラスト300mほどで一気にダッシュ。

無事集団内のトップ、2位で山岳ポイントを通過。

ラスト4周。

その後しばらくすることも無いので集団内待機。

逃げが一人になったこともありかなりペースが緩い。

今日は完全に休息日だ。

登りでペースが上がることもあるが大してダメージもない。

しばらくしてからNIPPOが再び前に集まりだしていたので合流する。

相変わらずスカイダイブのコントロール。

ポッツォから「次の中間スプリントでスプリントした選手がそのまま逃げないように追ってくれ」と言われ先頭待機

ゴールラインで中間スプリントがあり何名か先行したが、きっちり追いつきスカイダイブのコントロールへパス。

ラスト3周。

次は、「KOMでさっきのように麓から先行して踏まずに、軽いスプリントで終わらせておきたい。」ということで自分がポッツォを後ろに付けて登りに入り、頃合いを見てポッツォがもがくことに。

登りの序盤まではチャパッロが先頭で入る。

KOMラスト700m辺りで自分が先頭に出る。

踏み過ぎないように気を付けながら登る。

後ろの雰囲気を音で感じながら、先頭に並んでくる選手が出てこない位のペースを作る。

勾配が緩まるところでは少し強めに踏んでいく。

「コーナーを曲がればKOMが見える。」というところで後ろから、ダッシュする音が聞こえる。

踏み込んで対応しようとしたが、ポッツォだったので見送る。

無事に集団のトップで山岳通過。

KOMでダッシュした選手がそのまま逃げ出すことを警戒して、踏みなおして後ろに付く。

逃げは出来ずに集団で下り、コーナーの連続区間を通過。

ラスト2周。

ゴールライン通過後しばらくしてから、「逃げとの距離を詰めておきたい」ということで、ランプレのフェンチュンカイと一緒に交代で引く。

引き始めた頃には1分20秒程だったが、延々逃げ続けていて疲れていたのだろう、すぐにタイム差が縮んでいく。

40秒ほどのタイム差が良い。ということでそれを目標に詰める。

タイム差37秒。

少し詰め過ぎたかもしれないが大丈夫だろう。

20150520_185822

すると、スタート地点から11kmのところで始まる直線区間で、逃げのドラパックが見える。

不味いな、と思いながら集団の様子を見つつ距離を詰めないようにペースを抑える。

しかし、不安が的中し、ドラパックが見えたことにより集団が活性化して追い始める。

抑えようと少し努力してみたが、無理と判断し集団前方をキープ。

登り入り口前の補給所区間でドラパックを吸収し登りへ。

登りはあまりペースが上がらない。

下りきってコーナーの区間を過ぎて、中間スプリントで集団が伸びる。

スプリントしたメンバーがあわよくば逃げようとするが吸収される。

アタック合戦が始まってもキツイか?と思い、先頭で良いペースで引いて集団を安定させてみようと試みる。

一瞬、誰もアタックをしなくなったが結局アタックがかかった。

「これは安定させるのは無理だな。」と思いチェックに入ることに。

NIPPOとしては集団スプリントでマリーニが勝負するのがベスト。

少数の飛び出しや、集団が活性化している時には動かず前方で待機。

時々10人ぐらいが飛び出し集団が緩むので、アタック。

ブリッジで自分が逃げに入ってもいいし、集団が追ってきて飛び出したメンバーが吸収されてもいい。

とにかく危険そうなものはすべて潰す。

さすがに連続で反応するのはキツイし、足を使いすぎるとラストの登りが心配にもなる。

しかし「1km程度の登りであれば根性でクリアできるだろう」と、気にせず反応する。

頑張ったかいもあり集団のまま登りへ。

NIPPOでまとまって登りに入る。

アンカーがペースアップしていて足に来るが耐える。

集団内の位置取りも難しくポッツォとマリーニから遅れる。

「今一緒に居れなければアシストの仕事が一切できない。」と思い、遅れだしている選手を力ずくで抜いてマリーニの後ろに追いつく。

マリーニも集団前方で山頂通過。

下りに入り、ポッツォ、マリーニ、自分の順で下る。

下りが細くなるところでポッツォとマリーニが一気に前へ。

自分は遅れる。

ゴール前のアシストがしたかったけど前に上がりなおすのは厳しいか?と思いながら、コーナー3連続を抜けてラスト1kmへ。

牽制が入りマリーニは見えているが、先頭は密集しているのでアシストする為に近くに行くのは難しい。

どうしようか、と思いながら前に上がれる位置を探していると、ゴールスプリントが始まる。

アシストは無理だなと思い落車に気を付けながらゴールスプリントの様子を見る。

マリーニがスプリントを開始し、一気に飛び出す。

そのまま減速することなく後ろを突き放してゴールラインを通過。

圧勝だった。

 

 

感想

 

今日は落車もせず無事に走り切れてよかったと思う。

足も十分に回復させることができたし、昨日の落車のダメージも無いということが分かったので良かった。

ポッツォの山岳のアシストもいい感じにできたので良かったと思うが、ゴールスプリントにアシストとして絡むことができなかったのが残念だった。

もう少し無理やりにでも突っ込む勇気がいるのだろうか?

しかし他の選手とハンドルが絡まって落車するのも嫌なのである程度冷静さは持つようにしたい。

明日からは総合に大きく影響するステージが連続するので気を引き締めていきたい。

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2015年5月19日 (火)

ツアー・オブ・ジャパン

ツアー・オブ・ジャパン

 

クラス:1 ステージレース 1&2日目 

開催国:日本

距離:1日目2.65km TT 2日目130.7km

天候:雨

 

初日の個人TTは問題なく終了。コーナーも攻めてみたがあまりタイムは良くなかった。もっとも、これからのレースでTT等関係がないくらいタイム差が付いてくると考えられるのでそこまで気にする必要はないと思う。

2日目は三重県のいなべでの開催。

今年から新しく増えたステージ。

コースは15.2kmの周回コースでゴールライン通過後に最大勾配16%の登りが1km続く。道幅も狭いためペースが上がるとキツイことが予想された。

 

 

レース前のミーティング

 

コースを見る限り追走が追いつきやすいコースではなさそうで、逃げに後ろからブリッヂがかかることで人数が減っていくレースになるかもしれない。コースを知らない外国チームが周回を重ねることでコースを理解しペースアップする前に逃げておく方が良いという風に言われました。

 

レースレポート

 

出走人数が100人ということもありスタート地点の密度は低い。

少し遅れていったが、先頭から2列目までスルスルッと上がれた。

9時にパレード開始。

パレード走行中は意外と道が狭いこともあり2列目をキープ。

コースに入れば道が開けるのでそこまで無理に先頭に出る必要はない。

.8kmのパレードも終わりレース開始。

アタックがかかるが集団が伸びて追走し吸収する。

このステージは今年から加わった新しいステージだ。

外国人は試走などできていないので、コースマップや高低図は知っていても詳しい道路状況は知らない。

出来れば外国チームが1周してコースを把握する前に逃げを決めたい。

アタック。5km地点。

少し開く。

愛三の中根さんが付いてきている。

そのまま交代で踏む。

後ろを確認すると集団が縦に伸びて追ってきている。

そんなに簡単には決まらないか、とも思いつつ集団が追うのをやめる可能性にかけて踏んでいく。

集団がジワジワ追いついてきたため、中根さんが引くのをやめる。

完全に吸収されるまでは逃げれる可能性がある。

過去に何度か、吸収する直前にメイン集団が追走を緩めたことで、決まった逃げを見たことがある。

その可能性にかけて踏む。

出来れば登りまで逃げたい。

そうすれば決まる可能性が増えるし、吸収されても休みながら登れる。

しかし、結局すぐに吸収される。

10km地点。

調子が良かったので調子に乗って踏みすぎた。

かなりキツイ。

しかもすぐに登りが始まる場所で吸収された。

これは結構まずいかもしれない。

登りに入るかなりキツイ。

集団の最後尾近くまで下がってしまう。

下り区間と平坦区間を利用して前に上がるが、やはり足がキツイ。

アタックしている場合じゃない。

最初に行くべきではなかったか?とも思うが行きたかったのだからしょうがない。

今は回復させることに集中する。

雨で視界も悪く位置をキープするのにも結構苦労する。

逃げが飛び出しては吸収されるという展開が繰り返される。

逃げが決まっていないせいで登りも毎回ハイペース。

2周目が終わり3周目も終わる。

毎周ハイペースで登りに突入していたからか集団も疲れている感じがある。

逆に自分は少し回復してきた。

まだキツイことには変わりはないが。

集団の様子を見ていると周回コース南端の下り直角コーナーや鋭角コーナーはゆっくりと走っている。

  20150519_213724_5

道も狭く危ないからこけたくないのだろう。

3周目の下り。

直角コーナ1kmほど手前で3番手。

前のドラパックとスカイダイブが引くのを嫌がって横に広がる。

一瞬迷ったがその真ん中から思いっきりアタック。

直角コーナの電柱1本手前までダンシングで踏み続け、急ブレーキ。

後輪がロックする。

ブレーキを緩め、バイクを右に倒し直角コーナークリア。

一気に踏みなおしてダッシュ。

次の左コーナーをクリアし、鋭角のコーナーへ。

ギリギリまで踏んで直前で一気に減速しコーナーを曲がりきる。

鋭角コーナー後の緩やかなコーナーの連続する狭い道をハイスピードで一気に下りきる。

一瞬後ろを確認すると3人。

交代するとマトリックスの外人選手が前に出る。

その後に続いてアンカーの内間さん。

下りきった先の右コーナーをクリア。

平坦の直線に出る。

遅れて何人か追いつき、8人になる。

追いついてきたメンバーは、ブリッツェンの真理さん、シマノの入部さん、アバンティ、ランプレ、スカイダイブ。

アバンティが時々交代を抜けながらも全員が回る。

スカイダイブの選手が特に踏んでいる。

タイム差45秒。

ゴールライン少し手前で50秒まで広がる。

自分としてはこのまま逃げ続けたい。

メイン集団には是非とも必死で追いかけて苦しんで足を使ってもらいたい。

ラスト5周。

ゴールラインを過ぎ登りへ入る。

細い区間ではイーブンペースで登っていたが道が開けた際に、先頭を引いていた自分の右から、スカイダイブとランプレが先行する。

付けなくは無いが無駄に踏みたくない。

先行が2人であれば残り6人で下りで追えばすぐに追いつける。

と思っているとマトリックスの外人が前を追う。

3対5。

微妙かもしれない。

内間さんと真理さんも前に出るが先行3人とは少し差がある。

他の選手が前に出てこないということは、遅れているのか、下りで追うつもりなのか?

どうしようかと思ったが、KOM少し手前で頑張れば追いつけそうだったので、踏みなおして前の外人3人に追いつく。

下りだしてしばらくしてから確認すると8人になっていた。

しばらく下っていると、ドラパックが増えている。

最初からいたか?と思い人数を確認すると9人。

後ろから追いついたのだろうか?

振り返ってみると集団が見える。

マジか……。

コース南端のコーナー連続地帯に入る。

先頭でコーナーをできる限り攻めて抜ける。

メイン集団は必ずここでペースが落ちるはずなので再び離れるかもしれない。

しかし、下り切り平坦区間に入ったところで吸収。

再びしつこく最後まで逃げてみたが結局吸収。

しかし、今の逃げをイーブンペースで走れていたおかげでかなり足が回復した。

この感じならここからの展開でも絡んでいけそうだ。

集団はイランがコントロールしている。

ゴールラインを通過する。

ラスト4周。

登りのペースはさっきよりは速くない流石に全員疲れてきたのだろうか。

集団内で様子を見ながら待機する。

何度かアタックもかかるが結局決まらないまま。

自分的にはメイン集団でそのままゴールという展開にはなって欲しくない。

出来れば逃げて先頭集団でゴールというのが望ましい。

登りで仕掛けても下りでイランやランプレに潰される。

ということで、再びコーナー区間を狙うことに。

前回に近いタイミングで突っ込んでいく。

恐らくさっきよりも速い。

右の直角に突っ込み、左のコーナーをクリア。

右の鋭角コーナーに突っ込む。

滑った。

そのままこけた。

先頭でコーナーに突っ込んでいってそのまま一人でこけた。

すごく悲しい。

何とも言えない気分になる。

バイクに跨って再スタート。

チェーンが外れていたが、下りだったので乗ったまま直す。

先頭でこけたこともあり、集団が過ぎ去る前に復帰できた。

集団最後尾で平坦区間に入る。

落車について考える。

やはりあれだけ突っ込むとさすがに滑るか……

コーナリング中にスピード調整でフロントブレーキを少し使ったのがいけなかったのかもしれない。

しかし、あまり悩む必要は無いだろう。

それまではかなり上手く曲がれていたし、1回こけただけでそれを気にしてコーナーが下手になっても困る。

今こけたのは忘れよう。

むしろ次の周でもう一度あのコーナーをせめて今の失敗を忘れておいた方が良いかもしれない。

タイミング的に行けそうだったら突っ込もう。

登りでペースアップした際に対応するためにも集団の前方でゴールライン通過。

ラスト3周。

登りに入る変速の調子が悪い。

さっきの落車で曲がったのだろうか?と思っていると、バキッという音とともに後輪ロック。

?と思い見ると、後ろの変速器が割れて、もげて、後輪に絡まっている。

左に寄ってチームカーを待とうとも思ったが、登りが狭く集団もまだ通過していない。

これは時間がかかるなと思い、後輪を持ち上げて歩いて登りだす。

しばらく登っているとチームカー到着。

超高速でバイクをスペアバイクと交換し再スタート。

焦って無駄足を使ってはいけない。

ゴールも近いし、終盤の登りはペースも上がるだろうから残らないといけない。

車列も利用してタイミングを見ながら前に上がっていく。

しかし、南端のコーナー連続区間では集団の最後尾には戻っておきたい。

コーナーは確実に車よりバイクの方が速い。

うまい具合に右の直角コーナー入り口で緩んだ集団の最後尾に合流する。

平坦区間で集団内を前へ上がっていく。

気を付けてたとはいえ、やはり追いつくのに足を使っている。

結構きつい。

集団前方でゴールラインを通過。

ラスト2周。

登りが重い。

足にきているのだろうか?

位置をキープできずに少しずつ下がってしまう。

集団中盤でKOM通過。

チラッと見えた感じだと結構な人数が飛び出していた。

登りで力ずくで抜け出したのだろう。

そのペースアップのせいで登りが重く感じたのだろう。

逃げにはNIPPOからはニーバリとチャパッロが乗っていた。

集団が追いつかなければ今日のレースの仕事は終了だろう。

自分も前に乗りたかったが、いろいろとタイミングが悪かった。

今日はもう休めということだろう。

しかしまだ気は抜けない。

もしかしたら追いつくかもしれないし、そうなれば集団スプリントでマリーニのアシストをしなければいけない。

あるいは、最終周回の登りで飛び出して前に追いつこうという動きがあれば反応しないといけない。

集団の前方位置をキープする。

平坦区間に入ると逃げは完全に見えなくなっていた。

日本のコンチネンタルチームが協力して前を追い始める。

NIPPOはメイン集団に残っている4人で固まって先頭付近をキープする。

ラスト周回に入る。

今まで引いていなかった海外チームがアタックを仕掛ける可能性がると思い警戒する。

先頭から7,8番手で登りに入る。

愛三が先頭でアタックをかけているが、海外チームは反応しない。

前に送り込んだ選手で十分ということだろうか?

登りは思っていたよりペースも上がりきらず、ある程度余裕をもってクリアできた。

下りに入ってから妙にペースアップしているなと思うと、集団が少し分裂しかけていたようだった。

しかし結局1つになり、大きな集団のままゴールへ。

マリーニがゴールスプリントするかと思い前方にいたが、どうやらラストの登りから流していたようだった。

ゴール1km手前で後輩が吹き飛んだりしていたが、自分は落車することなくゴール。

 

チームではチャパッロが9位で、ニーバリが13位という結果。

 

 

感想

 

今シーズン初の日本でのレースということで少しはしゃぎ過ぎたかもしれない。

もう少し落ち着いて走らないといけない。

重要な場面で勝負できるようにそこまでのアプローチも重要だと感じた。

明日は今大会最長の139kmのレース。

しかしコースは平坦基調なので、けがの様子を見つつ落ち着いて勝負するようにしたい。

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2015年5月 4日 (月)

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー 8日目

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー

クラス:HC ステージレース 8日目 

開催国:トルコ

距離:124km

天候:曇り

 

今日のコースは始めに30kmほどの小さな丘のある平坦を走った後に10kmの平坦の周回コースを9周回り、最後に登ってゴールする、平坦のコースでした。

 

 

レース前のミーティング

 

自分への指示はいつもどうり。

昨日休んだ事もあり、回復しているので気合を入れて逃げようと意気込む。

ちなみにこの8日間のレースで毎日逃げ続けようとしていたのは、逃げ切るためではない。

自分の足ではこのクラスのレースで逃げ切る事は不可能。

では、なぜ逃げようとし続けていたのかと言うと、それは今後のレースのためである。

まず、アタック合戦に参加し逃げが決まるまでの間隔を身に着けるため。

そして一番重要なことは、逃げに入りローテーションに加わり踏んで自分を追い込むためである。

これから参加していく自分が狙えるレースの中で逃げた時に、その強度に耐える事の出来る土台を作るために逃げようとしていた。

勝ちを狙う逃げもあるが、レースでしか経験出来ない追い込みのためや、注目を集めるための逃げもある。

 

 

レースレポート

 

今日は運よくスタートラインに先頭で並ぶ。

パレードは2kmと短い。

パレードが始まる。

各ジャージの選手が先頭だったので2列目で走る。

道が狭い。

ふと気になり周りを見ると、クイックステップとランプレだらけ。

これはまさにスタート直後のファーストアタックが決まる予感。

2列目では反応できない。

何とかして先頭に出ようと隙間を探す。

レース開始直前に隙間が出来て先頭に出れる。

一安心。

レース開始。

右端にいた選手がアタックをかける。

クイックステップが追い出す。

思わず心の中で「追うんかい!」と突っ込みを入れてしまう。

行くべきか?吸収するのを待つべきか?

一瞬悩む。

クイックステップの追いは本気ではなさそう。

「これは決まる!」と判断し一気に飛び出す。

が、トップギアなのにギアが軽い。

グルグル回る。

フロントがインナーギアだった。

急いでアウターギアに入れる。

今度はアウタートップ。

重すぎる。

ギアを調整して踏み直す。

すぐに振り返ると、少しだけ離れてクイックステップが追っている。

飛び出しの勢いが遅かったため、追いかけられたのだろう。

このまま踏んでいけば追ってくるのをやめるかも、とも考えたが、可能性が低いので踏むのをやめる。

吸収される。

自分が吸収された直後にグロースがアタックをかける。

ベストタイミングで一気に離れていく。

予想どうり開始直後に逃げが決まってしまった。

開始2km。

かなり勿体無い事をしたと思ったが、チームメイトが行っているので追ってはいけない。

集団が逃げを追い出す可能性に気をつけ先頭に留まる。

丘の部分でペースが上がるが結局追いつかず。

そこからはチームメイトと合流し集団後方で待機する。

レースは逃げが決まったまま40km/h中盤でドンドン進んでいった。

ラスト2周に入り徐々に前に上がっていく。

集団右端からゆっくりと前へ。

集団が過密な事もありなかなかスムーズには上がれない。

時々はぐれては合流し直す。

ラスト1周へ。

10kmを切り、緩やかな登りに入るがあまりの速さにチームから遅れてしまう。

集団の外側から上がろうとするが到底無理。

そのままトップから遅れた集団でゴールした。

 

 

感想

 

最初の逃げの反応で失敗したのは相当痛かったので、2度と同じことが無いように気をつけないといけない。

足の疲労感は完全に取れていたので最終日に追い込んでおきたかったが、落車も無く無事にレースを終えることが出来たので良かったと考える事にする。

このレースで学んだ事を次からのレースに生かせるように、思い返し再確認しておくようにしたい。

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2015年5月 3日 (日)

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー 7日目

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー

クラス:HC ステージレース 7日目 

開催国:トルコ

距離:166km

天候:晴れ

 

今日のコースは30km地点辺りから緩やかに登り出し、53km地点の2級山岳の山頂を通過後一気に下り、平坦区間を挟んだ後に、124km地点から137km地点にある一級山岳の登りをクリアしてから下って平坦というコース。

 

 

レース前のミーティング

 

今日は「アタックいけるか?」と聞かれ、「たぶんいける」と答えた事でアタックにする事に。

疲れている可能性もあるので調子を見つつ行けるようであれば行こうと思う。

 

 

レースレポート

 

トイレに行っていたのでスタート地点に並ぶのが遅れる。

集団の中間辺りでパレード開始。

パレード走行は2km。

その間に頑張って集団内を上がっていく。

運よくスタートする前に先頭に出ることが出来た。

先頭に出た直後にレーススタート。

レースの様子をしばらく見る。

昨日のレースで総合リーダーがランプレに変わったため今日のコントロールはランプレ。

少し待ってから自分もアタックをかけてみる。

かなり足が重い。

昨日のダメージが抜けていない。

持続できずすぐに吸収される。

スタート直後で足が固まっているのかと、とりあえず先頭付近で粘って足の調子を見ることに。

アタックがかかり集団が伸びる。

それに付いて行くだけでも昨日以上にキツイ。

あまり良くない。

疲れているのは当然でしょうがないので気にしないことにする。

その後2回ほどアタックをかけるが決まらない。

早くも足が相当キツイ。

これ以上アタックしてしまうと、逃げに乗れてもすぐ千切れるだろうし、集団ですら粘れずにDNFになる可能性がある。

ここは諦めて集団内に戻る事にする。

逃げの為のアタック合戦には明日にまた参加する事にする。

集団内に戻るがしばらくアタック合戦が続き、集団も伸び縮みするので付いているのも大概しんどい。

しばらくしてからペースが落ちる。

逃げが決まったのだろう。

18km地点、約20分。

その後しばらくペースが落ちてから、30km地点からの登りに入る。

入りだしはかなり緩く次第に勾配がきつくなってことが、コースマップから分かっていた。

緩やかとは言え登りにもかかわらず30km/h台後半で登っていく。

まだ余裕があるが、もしここで千切れてしまえばゴールすることは確実に不可能なので、遅れないように細心の注意を払う。

ペースが速いこともあり山頂までの距離がドンドン縮んでいく。

それに従い少しずつ少しずつ勾配が急になっていく。

ラスト3kmを切ってくる。

本格的に勾配が急になりだし、集団のペースは落ちてくるがしんどさは変わらず。

本格的にキツイなと思い出した頃に、頂上まで1kmの看板が見える。

今いる場所をキープするために頑張って踏んで回してを続けると登りが終わった。

そこから下りに入る。

かなりの下り坂なのでいつも通り落ちるように下る。

最高時速90km/h。

一気に下ってから再び平坦へ。

下り基調のこともあり40km/hで程で進む。

集団内にいるとかなり楽。

明日のためにも足を休ませる。

100kmを過ぎるとランプレの本格的なペースアップが始まる。

アップダウンの道を高速で通過していく。

登りごとに集団が伸びるので付いていくのでかなり苦しむ。

登り入り口の130kmまでをカウントダウンするが、かなりの勢いで残りの距離が減っていく。

登りまでラスト5kmという所で道が狭くなりコーナーが連続する。

集団が伸びる。

何かの施設の駐車場を抜けて広い道に出る。

集団が縮み出し急いで前に戻る。

片側が3車線ある広い高速道路のような道で、そのまま登りに入る。

今回も登り出しは緩やか。

出来る限り付いて行き、限界一歩手前で余裕を持って集団から千切れる事にする。

限界まで追い込むと疲労が明日に影響するし、早くに千切れすぎるとゴールまで1人になってしまい、大変だからだ。

頂上までのカウントダウンも忘れない。

きつくなって来ても頂上まで残りわずかなら無理してでも集団に残ったほうが良い。

今回の登りは緩やかな部分から急に急勾配になる。

頂上に向けてペースが上がり出す。

徐々にきつくなっていきそろそろ限界が近い。

何人か千切れ出していたので自分も集団に付いて行くのをやめて自分のペースで登る。

ラスト3km

出来れば下りで車列を使いたいので先頭から送れ過ぎないように少し踏んでおく。

ラスト1.5km辺りから更に勾配がキツクなる。

「これは無理」と思って踏むのを完全にやめる。

集団から完全に遅れる。

遅れた状態で山頂を通過する。

今まで登った分を一気に下る。

再び最高時速90km/h。

下っている最中に千切れたメンバーが合流していきグルペットが出来る。

そのままグルペットでゆっくりゴール。

 

 

感想

 

昨日のダメージが相当に残っていたのでどうしようも無かった。

それだけ昨日に追い込めていると言うことだから良かったと考えるしかないと思う。

とにかく、回復させて明日行ければ行くしかない。

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2015年5月 2日 (土)

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー 6日目

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー

クラス:HC ステージレース 6日目 

開催国:トルコ

距離:184km

天候:晴れ

 

今日のコースは開始直後に下り、その後平坦が続き160kmから162kmにある2級山岳への登りが始まり、下った後にラスト5kmが再びのぼりというコースでした。

最初に下りがあることから逃げは直ぐには決まらないように思えました。

 

 

レース前ミーティング

 

今日も変わらず逃げろという指示。今日のようなレイアウトのゴールでは頂上まで残る事が出来ないので逃げるしか仕事が無い。

 

 

レースレポート

 

今日も最前列に並ぶ。

4kmのパレード中も先頭をキープ。

パレード中の感じだと各チーム2.3人が先頭に来ている感じ。

レース開始。

今日は直ぐにはアタックに行かない。様子を見る。

アタックする選手がいるが集団が追う。

下り基調で追い風という事もあり中々離れない。

しばらく

前方の反応できる位置に留まりながら様子を見る。

少なくとも下っている間は決まらないだろう。

アタック合戦中の下りの最高速度80km/h。

下りの区間が終了する。

自分も本格的にアタックすし出す。

一度ドラパックとランプレのフェンチュンカイと飛び出したが捕まる。

今回のアタック合戦は中々決まらない。

それも、そのはず。

ランプレ、ティンコフ、ロット、クイックステップまでもがアタックしているのである。

プロツアーが飛び出すと確実に集団が追うので決まらない。

しかし流石プロツアーアタックの速さが半端無い。

そのたびに集団が縦に引き伸ばされペースアップする。

「やめてくれよ」と思いながら千切れないように必死に付いて行く。

何度も何度も繰り返す。

今日のアタック合戦は長すぎる。

途中で小雨も降り出す。

とうとう10人程が飛び出す。

しかし逃げが決まった後に集団をコントロールする役割のCCCがそれを許さない。

メイン集団のコントロールは基本的に総合タイムのトップジャージを持っているチームが行う。

あまりに多くの人数が行き過ぎるとレース後半で追い上げる際に苦労するので少数しか逃がさない。

かなりの時間集団が縦に伸びる。

デネグリが横に来て「吸収したらアタックをかけろ」と言ってくる。

CCCがやっと逃げを吸収する。

かなりキツイがアタック合戦を行っている選手は皆同じだろう。

アタックをかける。

潰される。

しばらく先頭付近で様子を見ることに。

代わる代わるアタックがかかり、とうとう5人程が飛び出す。

そしていつもの様にプロツアーが横に広がる。

アタック合戦終了。

いつもなら。

集団内から「俺も行きたい」というようなざわめきが起きる。

先頭の隙を見て選手がアタック!

プロツアーが面倒くさそうにそれを追い出しアタック合戦再開。

再びアタックの応酬が始まる。

今日はホントに長い。

かなりキツイがここで諦めては今までやり合って来た意味が無い。

そしてとうとう4人が飛び出し先頭が横に広がる。

大声で「バッサ!バッサ!」と言っている。(バスタのようだが実際にはバッサと聞こえる)

自分は先頭から2列目の右側。

ギリギリ飛び出せる程のスペースがある。

「行くぞ!」と思った瞬間、左前にいたカヴェンディッシュがこちらに振り返り、「右を閉じろ!」と指示する。

自分の前が封鎖された。

「やっぱり無理か?」と思う。

しかし直後に、右端の車線が一つ減り集団が左に揺らいだ。

その際に右端が開いた。

「ここしかない!」と思いかなり疲労している足で全力アタック。

集団から怒鳴られるが無視して飛び出す。

今まで踏ん張り続けたのに簡単に諦めれる訳が無い。

54km地点、開始1時間。

前を追う。

少し詰まっていく。

差が詰まらなくなる。

後ろを見ると集団はもういない。

完全に止まったのだろう。

とりあえずチームカーが上がってくるまで踏んで指示を貰おうと思い踏んでいく。

しばらすると第1チームカーが上がってくる。

運転している監督のマリオが「前に逃げている選手にお前が追っていることを伝えてくる」と言って前に上がっていく。

状況にもよるが、逃げは人数が多いほうが楽なので後ろから追っている選手がいれば人数を増やすために待つこともある。

しばらくしてチームカーが下がってくる。

「前には伝えたから頑張って追いかけろ」との事。

頑張る。

次にタイム差表示を持ったバイクが上がってくる。

逃げと1分差、メイン集団と2分差。

完全に宙ぶらりんになってしまった。

しかし集団に戻るのも情けない。

しばらく粘って踏み続ける。

今度は第2チームカーが上がってくる。

大門さんが「前と2分で後ろと5分、前に追いつくのは無理だが、後ろにも直ぐには追いつかれることは無い。調子が良いなら練習と思って逃げ続けた方が良い」と言われる。

少し早いが全日本TTの練習と思い頑張ろう。

しかし相当キツイ。

あのアタック合戦からの逃げである。

心拍的には全然上がっていないが筋肉が限界。

特に太ももの後ろ側ハムストリングが剥がれそう。

ポジションを変え、踏み方を変え、使う筋肉を変えながらとにかく粘る。

街中に入り抜ける。

真正面から風が吹きだす。

かなり減速してしまい、疲れもあり若干ふらつきもする。

逃げ出しでは30km/h台後半を維持していたが、前半にまで落ちてくる。

「そろそろ無理か?」と思ったときにチームカーが上がってくる。

大門さんから「後ろが追いついてきたから集団に戻れ」と指示される。

踏むのをやめて集団を待つ。

集団に追い付かれ、後方に下がっていく。

カヴェンディッシュに抜かれる。

抜かれざまに「ゴーゴーゴー!」とからかわれる。

まずい、覚えられたかもしれない……

そこからは集団内で休む。

独走していた距離は30km、約47分間。

疲労が溜まり過ぎて一向に回復しない。

チームメイトにも160kmの山に入ったらグルペットでゆっくり登ると伝える。

集団は向かい風の影響もありいつもよりも遅く進む。

自分はとにかくキツイので、メーターを見ながら160kmまでの距離をカウントダウンして走る。

今すぐにでも千切れてゆっくり帰りたい気持ちだが、ロードレースにはゴールの時間制限があり、それを超えるとOTL(Over Time Limit)として失格になる。

ゴールの時間制限はトップのゴールタイムから割合で算出される。

例えばトップが4時間でゴールし割合が10%なら4時間24分がタイムリミットだ。

登りまで20kmを切り、位置取りが始まる。

最初は自分も一緒に行動していたが、グロースから「位置取りしなくていいからゴールするだけで良い」と言われる。

たぶんチームカーからの指示だろう。

それ以降は集団内で楽そうなところを見つけてはそこに留まっていた。

坂が始まる。

メーターを確認するとまだ160km地点ではない。

ここで千切れるわけには行かない。

集団の最後尾に付いて登る。

何人か千切れたら一緒に千切れよう。

160kmを過ぎる。

勾配が緩い事もあり皆意外と粘る。

勾配が少しきつくなり何人か千切れ出す。

「もうそろそろいいかな?」と思い千切れる。

直後に山頂まで1kmの表示が現れる。

「あと1kmだったら集団で粘った方が下りで楽できる!」と思い踏み直す。

しかし、山頂が近づいた事で集団もペースアップしており追いつけない。

「勿体無い事をしたけど、もういいや」と思い諦めて自分のペースで無理せず登る。

車列に抜かれていく。

頂上に着くと同時に、抜きに来た車の後ろにダッシュで付く。

下りは風除けがあったほうが圧倒的に速い。

少し下ってから再び登りに入る。

下りの勢いを利用して追いつこうとするが、勢いが足りない。

あまり踏みすぎるとラストの登りに影響するので無理はしない。

登りきり下りに入る。

再び車の後ろに入る。

ものすごい勢いで下りをブッ飛ばしていく。

ハンドルがガタガタと左右にブレ出す。

ここでコケると冗談抜きに死ぬので顔が引きつる。

無事に下りきる。

この下りでの最高時速、自分が経験した中での過去最速の94km/hを記録した。

その後しばらく平坦を走ってからラストの登りへ。

グルペットに合流しゆっくりと登った。

 

 

感想

 

前半のアタック合戦では相当きつかったが、かなり良い追い込みになっていたと思う。

もはや総合も関係なく、山岳も最後まで残る事は出来ない、そして今日に限ってはチームとしての重要な仕事も無い、そうなってくるとやる事は今後に向けての追い込みだけなのだろうと思う。

集団で休みつつゴールする事には意味が無いと思う。

そう考えれば1人でTTした事にも意味があったとも考えられる。

実際には前にブリッジをかけれた方がもっと良いが、出来なかった事は仕方が無い。

次に「バッサ」から飛び出す際にはもっと早くに飛び出せるように頑張りたい。

一番いいのは「バッサ」の前に飛び出して逃げる事だと思う。

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2015年5月 1日 (金)

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー 5日目

プレジテンタル・ツアー・オブ・ターキー

クラス:HC ステージレース 5日目 

開催国:トルコ

距離:160km

天候:晴れ

 

今日のコースは前半に小さな山を挟みつつ74km地点にある2級山岳へ60km地点から登り出し、その後平坦区間を挟み、111km地点にある3級山岳を通過後、細かなアップダウンのある平坦区間を走って最後に40km下りゴールというレイアウトでした。

最初の2級山岳通過までが山岳コースで後半は平坦のようにコースマップからは読み取れました。

 

 

レース前のミーティング

 

自分への指示は相変わらず「逃げろ」。

スタート地点へ並ぶ前には「集団でゴールしなくていいから逃げて追い込め」とも言われる。

また、「昨日よりも道が細いから逃げが決まりやすいかもしれない」という情報も貰う。

昨日逃げれたからと言って今日も逃げれるとは限らない。

逃げまでの展開が昨日と違う可能性の方が大きいと考え油断せずに集中してスタート地点へ。

 

レースレポート

 

スタート地点に付くのは少し遅かったが、上手く戦闘に並ぶ事に成功。

本日のパレード走行は2km。

その間に先頭をキープし続ける。

アクシデントがあり集団の後方が遅れたようで少し止まって待ってからレース開始。

パレード中に見た感じだと昨日以上にプロツアーチームが前に上がってきていた。

しかし雰囲気があんまりよくなくピリピリしているように感じた。

今日は早く決まらないかも?と思いつつもとりあえず、アタック。

ドラパックの選手と2人になり飛び出す。

「上手くいけば、後ろから何人か追いついてきて逃げれるかも知れない」と思い交代で踏む。

2分ほど粘ったが吸収される。

集団前方で下がり過ぎないように粘る。

何度かアタックをかけたり、反応したりして飛び出すが中々決まらない。

コロンビアの山岳ジャージお選手も積極的飛び出している。

今日は山岳が2箇所もあるので逃げてポイントを取りたいのだろう。

逃げが決まらないのはこの選手を逃がしたくない選手が多いからかもしれない。

逃げが決まらないまま登りに突入。

アタックと追走により集団が縦に伸びる。

ついさっきまで積極的に動いていたこともあり足へのダメージが酷い。

集団内を少し下がってしまう。

「ここで諦めてはいけない」と下がらないように踏み直す。

それを3回くらい繰り返したときに登りが終わった。

自分の位置からでは前が見えない。

右の路肩の砂利道を使って前に出る。

人数が分からないほど遠くに逃げが行っていた。

先頭はCCCがコントロールしている。

横にこそ広がっていないが、これだけ逃げと離れていては単独で追いつくことは不可能だ。

今日の逃げに乗れなかったのはしょうがない。

アレだけの高強度の中でアタックをかけるのは今の自分には無理だ。

言い訳では無い。冷静な分析。

その後もアップダウンが続く。

ハンドルに高低差の表を張っていたが、見たところで何処の登りか分からないほどにアップダウンが続く。

アタック合戦と登りでのペースアップのダメージが抜け切らず、そこまで速くないのに係わらずキツイ。

千切れるほどではないが、キツくてイライラしてくる。

何処まで続くんだよ……とイラついていると、急に登りが終わる。

メーターを見ると長い下りが始まるところまで来ていた。

しんどさのあまりメーターを確認すると言う事を忘れていた。

ハイスピードで下っていく。

自分もギアを上げて踏もうとする。

スカスカで踏めない。

メカトラブルで変速が動いていない!と思い目視で変則を確認する。

違った、ギアはちゃんとアウタートップに入っている。

一番重いギアでも踏めない程の速さで下っている。

むしろ落ちているに近い。

ちなみに本日の最高時速90.5km/

下りきり、60km地点。

そこから再び登りが始まる。

道が広かった事もあり位置取りは比較的楽。

足もさっきの下りの間に休めたおかげで回復している。

半分より前の位置をキープする。

時折、集団のペースがグッと上がってきつくなるが回して踏んで粘る。

この4日間走って分かってきた事だが、登りが緩くなる直前や平坦の前にペースが上がる。

そこで「もう無理」と思ってしまうと一気に減速してしまうわけだが、踏ん張れれば楽になる。

もし登りが緩くならなかったとしても、ペースアップはそこまで持続しない。

流石に皆キツイのだろう。

ペースアップしペースが落ちる。

それを何度か繰り返す。

ペースアップに耐えるたびに、「耐えてやったぞ!ざまぁみろ!」と勝手に1人で盛り上がる。

上りも終盤に差し掛かった際に集団が左側に膨らむ。

何事か?と思って右側を見ると、アスタナの選手が激怒してサウスイーストの選手と止まっている。

サウスイーストの選手は自転車を盾にしてアスタナの選手から逃げようとしてへっぴり腰になっていた。

笑いそうになるが、「やはりプロツアーチームにケンカを売るべきでは無いな。あの選手はアホだな」と思い、登りに集中し直す。

無事に登り切る。

そこからはやっと平坦区間が始まり、休憩できる。

休憩しつつ20km走り3級山岳の登りへ。

この登りは短めで高さもそこまで無い。

しかし短いと言う事はペースが上がる可能性がある。

登りが始まりペースが緩い間に一気に集団の前方まで上がる。

やはりペースが上がる。

集団が縦に伸びるが後ろに下がらずに粘る。

いつもよりは長かったがペースアップが終わる。

勾配も緩くなる。

一度下って緩やかに登り出す。

自分の近くにはデネグリとコッリしかいない。

他のチームメイトがどうなっているかは分からない。

遠くに3級山岳のゲートが見える。

後ろからコッリに「ゲンキ、アタック!」と叫ばれる。

「何が?」と思うが状況を把握するために急いで先頭に出る。

いつの間にか最初の逃げが吸収されており新しい逃げが発生している。

結構離れている。

登りで足も疲れている。

追いつけるかは分からない。

が、行くしかない。

とにかくブリッジをかけようと、今出せる全力でアタック。

少しずつではあるが逃げと詰まっていく。

後ろを振り返ると1人付いてきており、集団は追っては来ていない。

先頭交代しようとするが、前に出てこない。

仕方が無いので踏みなおす。

踏めなくなりだし、再び交代しようとするが前に出てこない。

イラッとして「Why!」と叫ぶ。

後ろの選手があごで前を指して「前に乗っているから」と言ってくる。

この選手は逃げに乗りたい訳では無いのだろう。

2人で追えば確実に追いつけるだろうに、もったい無い。

流石に1人では追い切れなくなり集団に追いつかれる。

3級山岳まで500m。

逃げとの距離は最初に比べ結構詰まっていた。

集団に飲まれつつなんとか踏み直して粘るが、ジワジワ下がる。

集団のほぼ最後尾で山頂通過。

緩やかな下りで集団が加速して1列になる。

足がきつ過ぎて付いて行けない。

集団から遅れる。

車にも抜かれ出す。

遅れた選手が集まって、なんとか集団に復帰しようと協力して全力で追う。

20km近く追い続ける。

集団が短い登りに入りペースが落ちている。

ここでなら追いつけるかもしれない。

集団には追いつけなくとも、その後ろについている車列まで追いつければ、時間をかけて集団に復帰できる。

登りを全力で踏んで追いかける。

登りの頂上に着く。

車列にすら追いつけなかった。

再び下りだすとメイン集団は影も形も無かった。

そこからはその集団は完全にグルペットになり、ゆっくりのペースでゴールした。

 

 

感想

 

最初のアタック合戦でかなり疲労したせいで前半は相当苦しんだが、後半は比較的楽にこなせたと思う、

調子に関しては昨日に引き続きかなり良かったと思う。

3級山岳の後で千切れてしまったのは勿体無かったが、アタックに行っていなければ千切れる事はなかったと思う。

しかし、ただゴールする事には意味が無いとも思うのであのタイミングで前を追うために飛び出せて良かったと思うことにする。

もっとも、飛び出したときに単独でも前にブリッジをかけれる力をつける必要はあると思うが。

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