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2016年5月 9日 (月)

ジロ・デ・イタリア 3日目

ジロ・デ・イタリア 3日目

 

クラス:WT ステージレース

開催国:オランダ

日程:5月8日

距離:190.0km

天候:晴れ

起床時体重:?

起床時心拍:52

出場チームメイト:ダミアーノ・クネゴ、ジャコモ・ベルラート、アレサンドロ・ビソルティ、グレガ・ボーレ、リカルド・スタキオッティ、イウリ・フィロージ、エドワード・グロス、山本元喜、ジャンフランコ・ジリオーリ

 

 

コースプロフィールは省略。

 

レース前のミーティング

 

ミーティングにて「今日もクネゴかボーレの側にいればいい」という指示が出る。

 

 

レースレポート

 

今日はスタートラインに早めに並べに行けため結構前方でパレード開始。

「今日もスタート直後に逃げが決まる可能性が高いな」と思いながら走る。

「もしそうなら逃げたいな……」と指示と違う考えが頭に浮かぶ。

「明日は休息日だし、今日は平坦コースでタイムアウトになる可能性もないし……」と考える。

「流れでアタックに行ったら逃げに入っちゃいました!って言えば許されるかな……?」と考えは続く。

しかし、最終的に「でもやっぱり指示を無視して暴走するのは良くないな……」と考え暴走しない為にも位置を下げてアタックに行けないようにする。

集団後方に居たクネゴの側で走りながらパレードが終わりレースが始まる。

開始直後に集団の先頭を見ているとすぐに4人が飛び出し集団はペースを落として逃げを決めさせる。

どのチームが行ったかは確認できなかった。

しばらくしてクネゴに「逃げは4人?」と確認する。

すると「今日もベルラートが行ってる。毎日行ってるな!」と嬉しそう。

ベルラートはチーム内でも1番若い選手だがクネゴと仲が良く、今回のレースでもクネゴと同部屋、ベルラートが行っているのでクネゴも上機嫌。

昨日と違い今日はすぐに8分差が開きそこからペースをコントロールする展開になる。

昨日よりも速いペースで集団が進む。

逃げが4人という事で逃げのペースも速いのだろう。

逃げてるチームはLOTTO JUMBO、ディメンションデータ、ベルラート、サウスイースト。

レース後にベルラートから聞いたがLOTTOの選手は昨日と同じだったらしい。

地元オランダで見せ場を作りたいLOTTO、ワールドツアー1年目でアピールしたいディメンションデータ、プロコンとして目立ちたいNIPPOとサウスイーストといった感じだろう。

その後しばらく走りボトルが1本空になる。

「ボトルを取りに行くタイミングかな」と思いクネゴに確認しようと横に並びに行く。

丁度並びに行ったタイミングでクネゴが無線でフィロージに「ボトルを取りに行ってくれ」と頼む。

そして自分に「フィロージが行くから大丈夫」と言ってくれる。

(何も言っていないのに考えが読まれている……)

その後はクネゴやボーレの側で待機しながら走る。

道の感じは昨日と同じく急に狭くなったり急ブレーキがかかったりで危険。

しかし、昨日より速く集団が進んでいる分集団が伸びているので昨日よりは危険度合がマシな感じ。

第1チームカーのジュリアーニがベルラートの為に逃げ集団まで上がって行った為、集団への無線での指示は第2チームカーのマンゾーニが行う。

昨日と同じく、「あと何kmで道が狭くなる」とか「次のコーナーを曲がったら風向きがどうなる」とかといった感じ。

「今がすでに道が細いけど!」とか「今、追い風なのにコーナーを曲がっても追い風!?」とかと選手が言い返して無線で会話しているが、その後の説明に関しては理解できない。

とにかくクネゴかボーレの側にいれば問題ないだろう。

またボトルが空になったところで無線から「あと少しで補給所」と言われる。

そして補給所。

いろいろ上手く行かず受け取れず。

上手く受け取れなかった選手がチームカーにサコッシュを取りに下がって行っていたので自分も下がることに。

クネゴに「サコッシュを取れなかったから車に取りに下がる」と伝えるとクネゴが無線でチームカーにそのことを伝えてくれる。

後ろに下がってチームカーを呼んでいる段階で何が必要か無線で聞かれる。

水とスポーツドリンクとライスケーキ、と伝える。

チームカーがやって来て伝えたものと、食べ物とボトルを1本余分に受け取って集団に戻る。

自分と同じくサコッシュを取り損ねたビソルティにボトルと食べ物を受け渡す。

その後も集団内でクネゴかボーレ、そして時々ジリオーリの側で走る。

そして100km過ぎの地点から集団のペースが上がりだす。

無線から「横風が始まるから前に上がれ!」という指示が出る。

NIPPOの他の選手の動きを見ながら一緒に動こうとするがあまり前に上がる感じでは無い。

昨日と同じでそこまで風が吹かないのかな?と思っていると横風開始。

結構強めの横風。

集団が縦に伸びて後ろを千切りにかかっている。

自分はフィロージの何人か後ろで付いて行く。

結構な時間踏み続ける。

このペースだと前から遅れることは無いな、と思い少し安心する。

しばらくしてペースが落ちるが、どう考えても集団がペースダウンするようなタイミングではない。

前の方を見るとやはり集団が分裂している。

トップのグループから遅れた選手達が複数の集団を作っているが、自分たちの集団は最後尾。

ひとつ前の集団にNIPPOの選手が大量にいる。

前を追いかけるローテーションに加わってとりあえずNIPPOが大量にいる集団に追いつく。

その時点でワールドツアーチームの選手が結構な人数含まれる大きな集団になる。

ここにいれば前に追いつけるだろうし、遅れたとしてもDNFにはならないだろう。

集団の後方に下がって付いて行くだけにする。

絶対に追いつかなければいけない選手が前を引いてくれるおかげで前の集団との差が詰まっていく。

トップ集団は団子状で進むため、コーナーや中央分離帯で減速する。

しかし追いかける集団は1列棒状なので上手く流れて進んでいく。

そのおかげで前に追いつく。

が、追いついた直後に集団で落車が発生。

狭い区間で発生したため道が完全に塞がり一旦止まる。

落車した選手が左右に避けたのか、道の真ん中を少しずつ選手が抜けていく。

自分もその流れに乗り集団復帰を開始する。

再び前を追いかける集団が形成される。

自分の前にはカンチェラーラ。

この集団にいれば確実に集団に復帰できると確信する。

やはりトップ集団に追いつく。

前にはほとんど出なかったが前を追いかける為のペースアップで中々疲れた。

気が付けば130km。

そこからしばらくして山岳ポイントを通過。

若干ペースが上がったがそこまでキツクは無い。

そもそもここで苦しんでいたらイタリアに入ってからの山岳が苦しいどころじゃ済まなくなる。

その後しばらくアップダウンが続く。

集団のほぼ最後尾にいるボーレの後ろに付いて行く。

無線からは最後の周回コースに入るまでのカウントダウンが時々聞こえる。

そしてラスト10kmの看板を確認したことで周回コースに入った事が分かる。

周回コースは14km程。

ゴールラインまで走った感じでは基本的に直線的ではあるが直角コーナーやその後に急に道が狭くなったり、普通の直線でも急に道が狭くなったりと、中央分離帯が少ないだけで今まで通りのオランダの道。

ラスト3kmを切ってからは2か所程危険な場所が有ったので落車が発生する可能性もある。

場合によっては無理せず千切れても良いかもしれないと思いながらボーレに付いて行く。

2周目のラスト5kmを越えたあたりのコーナー連続区間で集団が加速して縦に伸びる。

とにかくボーレから遅れないことだけに集中して付いて行く。

川を渡る大きな橋のところで横風と共に集団の後方がまとめて遅れる。

ボーレも無理して前に追いつこうという感じでもなかったので自分もその集団にいる事にする。

アシストを終えた選手を含む大きめの集団でグルペットを作って走り、ラスト1周に入って少ししたところで落車により遅れたグロスとスタキオッティとフィロージもそこに合流。

そのまま無事にゴールした。

 

 

感想

 

今日も昨日と変わらず集団ステイの1日だった。

昨日違い横風の分断が発生し集団も速かったがほとんど先頭に出ていないのでそこまでしんどくは無かった。

山岳ポイントの登りも、結構踏んでいるなぁという感じではあったが千切れそうな気配は全くなかった。

周回コースにはいってからは遅れてしまったが、総合順位を狙っている訳ではないので無理して足を使って落車の危険がある先頭に付いて行くよりも、確実に楽にゴールできる後方集団にいた方が良いだろうという判断だったので別に良かったと思う。

 

 

キツさレベル

昨日と変わらず集団後方で付いて行くだけだったので基本的にはキツク無かったが、横風の分断の際に前に追いつく為に結構踏んだので若干疲れたという感じ。

レース終盤も無理せずグルペットに居たのでしんどく無かった。

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コメント

ひとまずお疲れ様です!
4日目のインタビュー、こちらでも流れました。勝ちたいというご発言に、こちらも更に応援の力が入ります。
中継でレース観戦していますが、山本さんのブログでは観客目線でなく選手目線のレースを観ることができて、2倍ジロを楽しませてもらってます。
日本から届くよう、精一杯応援させていただきます!頑張ってください!!

投稿: 北條 | 2016年5月10日 (火) 22時13分

最後まで走り抜き、完走をしてもらいたいです。お時間が許すようなら、休息日の過ごし方も、是非ブログにアップして欲しいと思います。宜しくお願い致します。応援しています‼

投稿: のりひこ | 2016年5月10日 (火) 15時26分

プロトンの中のテレビカメラに映されていない部分が詳しく知れて面白いです。ジロ後半になって疲れてくるとは思いますが、ブログもレースも完走できるよう頑張って下さい!応援してます。

投稿: ゆご1 | 2016年5月10日 (火) 00時51分

昨日は結構落車が多かったですね。
無事最初の休息日を迎えられて良かったです。
イタリア国内のコースプロフィールを見ると、最終週は超級続きなので、焦る気持ちは抑えて、じっくりジロに取り組んでくださいね!
ジロ・デ・オランダで終わらなくて良かったです。

投稿: halu | 2016年5月 9日 (月) 08時41分

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