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2016年9月

2016年9月30日 (金)

グラン・ピエモンテ 2016

グラン・ピエモンテ

 

クラス:HCクラス ワンデーレース

開催国:イタリア

日程:9月29日

距離:192km

天候:晴れ

出場チームメイト:ダミアーノ・クネゴ、小石・佑馬、グレガ・ボーレ、ピエールパオロ・デネグリ、イウリ・フィロージ、エドワード・グロス、山本元喜、ジャンフランコ・ジリオーリ

 

ディアノダルバからアグリエに向かって行くラインレース。

 

 

レース前のミーティング

 

自分、小石はスタート直後から10kmほど続く登りでは動かずに千切れないように耐えて登りが終わって逃げが決まっていなければ動くようにという指示。

 

 

レースレポート

 

スタートラインに比較的前方で並ぶ。

前にいる方が後ろに下がることが出来るので周りと比較して楽に登ることが出来る。

パレード中にルスベロの選手がコーナーで落車。

その影響があってか、0km地点を越えてもレースが中々スタートせず。

出来ればこのままゆっくり進んでくれればいいのに、そうすれば楽に登りを越えることが出来るのに……と思っているとレース開始。

ペースアップが来るか?と思い身構えるがアタック合戦が始まらない。

先頭が横1列になって安定したペースで乗っている。

そのうちペースアップが来るだろうと思って身構えていると、とうとうその時がやってくる。

先頭から選手が数名飛び出し、それを追って集団が縦に伸びていく。

ペースが上がり始める。

しかし思っていた以上にペースが上がらない。

登りでアタック合戦をする気が無い選手とやる気満々の選手の温度差が激しいため、やる気のない選手は遅れ過ぎない程度のペースで登っているのだろう。

これなら比較的楽に登りを終えれる、と思っていると9km辺りで「かなりの人数が前に行っているがNIPPOが誰も入っていない、追いかけろ!」という指示が出る。

マジか!と思いながら頑張って先頭まで上がる。

集団前方にクネゴ、グレガがいる。

クネゴに「牽くのか!?」と聞くと「牽いてくれ」ということで先頭でペースを上げる。

とりあえず集団の前に飛び出している6名ほどを捕まえれるように速すぎないペースで追いかける。

ある程度詰まったところでグレガが前を追って飛び出していき自分は先頭から下がっていく。

かなり辛い。

しかも思っていた以上に登りが続く。

ヤバいんじゃないか?と思っていると、最後尾まで下がったところで下りに入る。

下りも速い。

かなり怖いが比較的コーナーの緩い下りのため付いて行くことが出来る。

と、思っているとAG2Rの選手がヘアピンコーナーのど真ん中でコケている。

そのせいで膨らんだ集団が伸びるタイミングで集団から遅れてしまう。

集団から一定の距離をキープして下り平坦に入る。

チームカーの車列を利用して集団に復帰する。

自分より先に遅れていたらしいコフィディスの選手が後ろから追いついてきて自分の前に入る。

そして集団のペースが上がりコフィディスが中切れを起こして、それに巻き込まれて一緒に遅れる。

ふざけないで欲しい。

再びチームカーの車列を使って復帰。

したところで無線から「前に40人の逃げが出来てNIPPOが入っていないからグロスとクネゴとグレガ以外の全員で追いかけろ」という指示が出る。

40人は逃げと言うのだろうか……、集団分断と言った方が正しい気がする。

急いで前に上がりタイム差を見ると1分半。

正直言って絶望的。

イタリアナショナルチームとサウスイーストの選手が少数で先頭を牽いている。

そこに加わりローテーションを開始。

20km手前。

常に時速50kmを越えた速さで追い続けるが差がつまらない。

むしろ少し開く。

2分と1分半の間を常に行ったり来たりしながら追走が続く。

ローテーションの後ろに入っていても相当キツイ。

前に出た時には速く短く牽いてペースを落とすことだけは避ける。

サウスイーストは6人の選手をローテーションに投入する。

他のチームも数名送り込み20人近い選手が全力でローテーションして前を追う。

タイム差が1分半を切ってくる。

70kmを過ぎた緩い登り、ローテーションで足を使いすぎたせいで付いて行けずにローテーションから外れ集団からも千切れる。

チームカーの車列に混ざり、チームカーに「頑張って集団に戻れ!」と言われて送り返される。

集団に復帰し、再びローテーションに加わる。

80km半ばの登りで再び遅れる。

さっきと同じように送り返される。

かなりヘロヘロだが、無線から「山本と小石とジリオーリは補給所で降りてチームカーに乗ってロンバルディアに備えればいい」と言われる。

ローテーションまで上がったところで補給所まで12kmの看板を通過。

40人とは52秒差

その後ローテーションで2回目に先頭に出た時が100km地点だったので全力で牽いて離脱。

104kmの補給所で回収された。

集団は補給所通過後、前に追いついたらしい。

 

 

感想

 

レースの間ずっとローテーションに入っていたような感覚だった。

チンハイレイクの後半を思い出した。

途中のコーナーの立ち上がりで大殿筋にミシミシ来るくらい踏んでいたので相当踏んだと思う。

補給所通過後に前に追いついたようだったので頑張ってローテーションに加わった意味があったと思う。

しっかり休んで2日後のロンバルディアに備えたい。

 

 

キツさレベル

途中でやめていいと言われたこともありそこまでに出し切れるように頑張ったので、それまでが相当辛かった。

緩い登りのたびに遅れていたのでその復帰でも相当辛かった。

しっかり休んで回復したい。

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2016年9月29日 (木)

ミラノ~トリノ 2016

ミラノ~トリノ

 

クラス:HCクラス ワンデーレース

開催国:イタリア

日程:9月28日

距離:186km

天候:晴れ

出場チームメイト:ダミアーノ・クネゴ、アレサンドロ・ビソルティ、山本元喜、ピエールパオロ・デネグリ、イウリ・フィロージ、エドワード・グロス、小石・佑馬、ジャンフランコ・ジリオーリ

 

ミラノからトリノに向かい、最後にトリノで小さい周回を1周してゴールするレース。

 

 

レース前のミーティング

 

自分、小石、グロスが逃げを狙い、逃げに乗らなかったメンバーを含む残りの全員でクネゴが良い状態で周回の登りに入れるように備えるという作戦。

 

 

レースレポート

 

スタート直後から動くが決まらず。

今日は昨日に速攻でレースを終えたこともあり足の調子はいい感じ。

しばらくしてグロスを含む11名が先行。

それを絶対に逃がすまいと集団が全力で追走開始。

タイム差20秒辺りで延々と追走が続く。

タイミング良く集団の先頭付近に居たため、常に10番手以内の位置で付いて行く。

前も逃げを決めようと全力でローテーションを続けているせいで中々差がつまらない。

時速50km越えの追走が続いた後20km過ぎで10人に集団が追いつく。

誰かがカウンターアタックを仕掛けたら反応しようと備えていると、吸収された集団からBMCとグロスが再びアタック。

それに反応したスカイの選手と共に3人で飛び出した。

そこで長時間の追走に疲れていた集団も逃げを決めさせようとペースダウン。

悪あがきでサウスイーストの選手が1人だけ飛び出したが、集団はそれを無視。

しばらく道いっぱいに広がって逃げとのタイム差を十分に取った。

その後ゆっくりめのペースで集団が進み、その間に単独で飛び出したサウスイーストの選手が悲しそうに帰ってきた。

そこからは集団の中でしばらく休憩。

逃げとのタイム差は逃げが3人ということもあってか、珍しく10分ほどにまで広がった。

その後集団の後方にいる選手を苦しめるためか、コーナーの多い区間でペースが上がる。

NIPPOは比較的前方に固まっていたためそこまでダメージを負わずに済む。

徐々にタイム差が詰まっていくが集団内にはそこまでの緊張感が無く、リラックスした状態で過ごす。

100kmを越えて上りの入り口まで60kmを切ったところから固まって前に上がっていく。

そこ以外に対して仕事をするタイミングも無いので、出来る限り風除けになれるように列車の先頭に出る。

デネグリの指示で位置をキープして後ろに下がりすぎないようにする。

緩やかに登って結構急な下りに入る。

かなりのスピードで下り、少し怖いな、と思っていると前で落車発生。

集団の真ん中で起きたようで急ブレーキをする。

集団の密度が上がり、左前に居たキャノンデールの選手のお尻に左腕がぶつかり、思いっきり押し込む。

前輪の右側の側面が前のデネグリの後輪に思いっきり接触する。

ブレーキを絞りすぎて後輪が滑り出す。

あぁ、完全にこけた。と思っていると落車した選手の横を通り過ぎ集団が広がる。

落車をギリギリ回避。

キャノンデールの選手が「誰が押しやがった?」と言って半ギレになっていたが知らないふりをした。

そこから再び固まって良い位置で登りに入れるように位置取り。

デネグリに「危険だと思ったら下がれば良い」と言われる。

150km手前までは位置取りをしていたが、密度が本格的に上がってきたことと中盤からの位置取りで足が消耗していたこともあり後ろに下がる。

後ろに下がったはいいが、集団のペースも上がりだし中々辛い。

ここで付いて行っても明日に疲れを残すだけと判断し155km地点で集団から離れた。

 

 

感想

 

昨日に休めていたおかげで今日の調子は悪くなかった。

集団前方の位置をキープするために足を消耗したが出し切ってしまったという感じではないはずなので、明日も頑張りたい。

しっかり休んで残りのレースに集中したいと思う。

 

 

キツさレベル

終盤までは延々と平坦が続いていたこともあり、常にキツイという感じではなかった。

それでも脚にジワジワとダメージが来ていると思うのでしっかりと休みたい。

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2016年9月28日 (水)

トレ・バッリ・バレジーネ 2016

トレ・バッリ・バレジーネ

 

クラス:HCクラス ワンデーレース

開催国:イタリア

日程:9月27日

距離:192km

天候:晴れ

出場チームメイト:ダミアーノ・クネゴ、アレサンドロ・ビソルティ、グレガ・ボーレ、ピエールパオロ・デネグリ、小石・佑馬、エドワード・グロス、山本元喜、ジャンフランコ・ジリオーリ

 

バレジーネの街の周辺で周回を組み合わせて行われたレース。

 

 

レース前のミーティング

 

自分、小石、グロスが逃げを狙い、他のメンバーでレース後半の展開に備えるという作戦。

 

 

レースレポート

 

スタートする前から気付いていたが足が相当疲れている。

筋肉が終わっているという感じ。

スタートしてすぐに先頭まで上がってアタックに反応する。

相当キツイ。

筋肉がかなり痛くて踏むのが辛い。

アタックに付いて行くだけでも千切れそうになる。

おそらく動けるのは最初だけ。

とにかくそこに全力を尽くすことにする。

何度か動き、5名ほどで飛び出すこともできたが結局捕まり、足が限界で集団の後方送り。

ロータリーも多くはべしく伸び縮みする集団の最後尾で時々離れながらも一生懸命付いて行く。

もう無理……と思っていると緩い上りが始まる。

アタック合戦の続く集団が1列で登りに入っていき耐え切れずにブッ千切れる。

チームカーの車列に潜り込み、復帰できないかと粘るが、登りの後の下りでペースが半端なく上がりチームカーにも置いて行かれる。

最後尾車に「終了」と伝えられてレース終了。

30km未満。

 

 

感想

 

2日の連戦のダメージを抜き切ることが出来ておらず何も出来なかったという印象。

疲労ではなく筋肉へのダメージだったのでどうしようも無かった。

明日と明後日もレースが続くので少しでも回復させて挑めるように切り替えて頑張りたい。

 

 

キツさレベル

一瞬で終わってしまったが、その間はかなり苦しんだ。

久々に「本当にどうしようもない」と感じてしまった。

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2016年9月26日 (月)

グラン・プレミオ・ブルノ・ベゲッリ 2016

グラン・プレミオ・ブルノ・ベゲッリ

 

クラス:HCクラス ワンデーレース

開催国:イタリア

日程:9月25日

距離:196.3km

天候:晴れ

出場チームメイト:アレサンドロ・ビソルティ、ジャンフランコ・ジリオーリ、エドワード・グロス、グレガ・ボーレ、ピエールパオロ・デネグリ、イウリ・フィロージ、山本元喜、小石・佑馬

 

昨日に引き続きボローニャの周辺の周回が組み合わされたレース。

 

 

レース前のミーティング

 

自分、小石、ビソルティ、ジリオーリが逃げを狙い、グレガ、フィロージ、デネグリでグロスのゴールスプリントに備えるという作戦。

 

 

レースレポート

 

スタートから先頭に並び、パレード中も先頭を維持。

パレード後に一旦止まってからレース開始。

早めに逃げが決まると予想して最初からドンドン動いていく。

小石とほぼ交互の状態でアタックに反応していく。

脚の感じ的には、昨日の疲れは少し残っているがそこまで悪くはない。

スタートから30分間くらいアタック合戦を繰り返してから小石の入った7人逃げが決まる。

逃げが行ってからも少しの間、追走を狙いたい動きが続きペースが安定しなかった。

短めの登りを終えて下り切り、道が細くなったところで先頭が横に広がり強制的にペースダウンしてレースが落ち着いた。

そこからはユックリ目のペースで逃げとのタイム差を広げていく。

4分ほどにタイム差が開いたとこらから再びペースが上がりタイム差を維持していく。

途中で意味不明な落車が集団内で発生していたが、NIPPOの選手は巻き込まれずに済む。

途中で一度ボトルを取りに下がり、その後周回コースに入っていく。

この周回は去年と同じコースで短めの登りとヘアピンの連続する急な下りと平坦が組み合わされている。

急な下りで伸びて分断した集団が平坦で一つになるため、後方で下り切ると強烈なインターバルがかかりかなり辛い。

したがって集団前方で登り切らないとかなり足を削られることになる。

そのため、チームで固まって前に上がっていく。

1周目はそこまで前方じゃない位置で登りに入ってしまった。

その結果、まだ集団のペースがそこまで上がっていないにもかかわらず、下り切ってからの平坦でかなり踏むことになってしまった。

そこで2周目3周目4周目は自分が風除けになって前に上がっていき、集団のかなり先頭に近い位置で登りに入ることができた。

そのおかげで集団の比較的前方で下り切れたので、インターバルにそこまで苦しむことなく平坦部を抜けることが出来た。

その後の5周目ではうまく集まることが出来ず、ペースも上がり始めていたこともあり前に上がるのにも失敗し集団後方で登りへ。

平坦部では中切れだらけの集団後方でかなり長時間踏み続けたせいでかなり披露してしまった。

続く6周目ではバラバラの位置に居たためうまく集まることが出来ず。

それまで風除けになっていたことや、先の平坦部で負ったダメージが残っていたこともあり、登りで耐え切れずに千切れてしまいレース終了。

130km後半。

 

 

感想

 

ここ2日はそこまで調子も悪くなく走れていたと思う。

今の状態で出来る仕事も出来る限りはやっているのでそこも悪くはないと思う。

そろそろ逃げに乗りたいと感じてきている今日この頃。

頑張って挑戦したい。

そればっかりは自分の力だけでなくタイミングや集団の意思も大きく関わってくるので難しいとは思う。

明日が休みで、その後にワンデーレースが3連戦、そして1日挟んでロンバルディア。

かなりハードなスケジュールではあるが挑戦するチャンスも多いと思う。

連戦ということもあり、疲労を残しすぎると翌日に全く使い物にならなくなるのでしっかりと見極めて走りたい。

 

 

キツさレベル

地味にジワジワ削られていき耐え切れなくなって千切れたという感じ。

最近こういうパターンが多いと思う。

出力負けしているという感じではないのでこの強度でもっと長く耐えれるようになっていくと勝負所まで残れるのだろうと思う。

千切れて集中が切れてみると筋肉がかなり披露していると感じた。

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2016年9月25日 (日)

ジロ・デ・エミリア 2016

ジロ・デ・エミリア

 

クラス:HCクラス ワンデーレース

開催国:イタリア

日程:9月24日

距離:213km

天候:雨

出場チームメイト:ダミアーノ・クネゴ、エドワード・グロス、アレサンドロ・ビソルティ、グレガ・ボーレ、小石祐馬、イゥーリ・フィロージ、山本元喜、ジャンフランコ・ジリオーリ

 

ボローニャ州エミリアで行われた大きな周回と小さい周回が組み合わされたレース。

 

 

レース前のミーティング

 

自分、小石、グロスがアタックに反応して逃げを狙い、グレガ、ジリオーリ、フィロージ、ビソルティがクネゴの近くにいて援護するという指示。

 

 

レースレポート

 

10km近い長めのパレードを経てレース開始。

上手く先頭まで上がれていたのでアタックに反応する。

出だしの感じとしては前回のパンターニのような終わっているという感じはない。

何度か反応するが決めれない。

ロータリーでの位置取りに失敗し集団内に飲み込まれる。

そこから緩んだ時を見計らっては前に上がってアタックに反応するが決まらない。

前に上がるのも楽ではないし足に来る。

30kmを過ぎても逃げが決まらない。

40km地点には山岳ポイントが設定されている。

今の段階で逃げに乗れていないということは、もし逃げに入れても山岳ポイント争いでちぎられる可能性が高い。

それに、ここでアタックして足を使ってしまうと山岳ポイントの集団のペースアップで集団から千切れる可能性が高い。

いずれにしても、もうアタックはやめて上りに備えるべきと判断して集団内で待機する。

思っていたよりも勾配は急では無いがアタックが続いていることで集団のペースが速い。

ギリギリ粘れるというぐらいのペース。

登り始めてすぐにグレガがサラーっとやめていく。

レースが連続しているし疲れているのだろうか?

グロスもしんどそうに登っており遅れていく。

山岳ポイントを通過し下りに入る。

無線から「下りがテクニカルだから気を付けるように」という指示が出る。

ブラインドコーナーの連続する下りを集団のほぼ最後尾で抜けて平坦区間へ。

集団が分断されている。

集団後方から40人ほどが千切れてしまっている。

前にどうしても戻りたい選手が全力で追うせいで集団が1列になりハイペースで平坦区間を駆け抜ける。

前の方を見るとジリオーリとフィロージもこの集団に居る。

タイミングを見て前に上がっていきジリオーリに「ローテーションに加わった方がいいか?」と聞くと「大丈夫、問題ない」と言われた。

その後、しばらくしてから無事前に合流し大きな集団になる。

逃げが決まっていたようでペースがゆっくりになる。

集団後方に下がるが、グロス、グレガ、小石の姿は無い。

ここ最近はレースが連続していることもあり疲労がかなり溜まっているのだろう。

チームカーを呼んでボトル受け取り、集団内に戻って残っているメンバーに配る。

そこからアップダウンを繰り返しながらジワジワと標高を上げていく。

逃げとのタイム差は3分前後をキープし、集団のペースは遅いというわけではない。

特に下りはかなりのハイペースで集団が1列に伸びきっている。

山頂が90km地点ということでカウントダウンしながら登る。

80km地点でクネゴから無線で「ボトルを貰ってきてほしい」と言われ取りに下がる。

ササッと受け取りを終えて集団に戻り、全員にボトルを配って再び集団内で休憩。

山頂までラスト3kmというあたりからペースが再び上がり、パラパラと遅れる選手が出てくる。

苦しみながらもまだ粘れるという感じで集団後方に付いて粘る。

頑張った甲斐あり集団ほぼ最後尾で登りきることに成功。

下りに入る。

結構速い下りで集団最後尾の選手が邪魔だったので抜く。

すると「お前の方が邪魔」とでも言うかのように抜き返される。

そんなことを3、4人の選手で繰り返しながら下りきる。

平坦に入りペースが緩んだところでトイレのために他の選手と一緒に止まる。

再スタートすると、下りがまだ残っていたようでブラインドコーナーの下りをチームカーの車列を抜きながら下る、という地獄のような状態に。

しばらくしてやっと集団が見えたと思ったら他チームのチームカーが右側に止まっておりぶつかりそうになる。

危な!と思って避けると補給所が始まっていた。

今のチームカーは補給員から選手が取り残したサコッシュを受け取っていたのだろう。

自分のチームの補給員を見つけてチームカーの間をすり抜けて受け取る。

直後に補給所でペースの緩んだ集団に追いつけたが、伸びた集団が縮むためにペースが上がる。

中切れに巻き込まれチームカーの車列に逆戻りする。

チームカーの車列内で集団のペースが落ちるのを待ち、落ちたところで追いつきに行く。

ほぼ合流というところでチームカーから「補給所での受け取りに失敗した選手にサコッシュを持っていって欲しい」と頼まれて受け取る。

集団内に戻りビソルティにサコッシュを渡す。

110km過ぎ。

そこから再び休憩。

脚は筋肉が痛い感じで結構ダメージが来ている。

140kmから始まる登りではペースが上がるだろうし、付いて行けるとは思えない。

とりあえずやれることだけでもやっておいた方がいいと考え130m辺りでボトルを貰いに行く。

集団に戻り渡しに行くがクネゴ以外はまだ十分に残っているということで渡せず。

そのまま140kmからの登りに向かう。

登りへ入る位置の取り合いのために平坦区間でかなりペースが上がる。

集団最後尾で苦しみながら登りに入る。

初っ端からペースが上がり付いて行けず散る。

今月は明後日と30日以外にレースが入っているし、10月1日はロンバルディアなので無理は厳禁と判断し、遅れてすぐさま回収車に回収してもらった。

そこからはドライバーのおじさんとトークしながらドライブした。

自分が回収されてからもアップダウンが連続し続け、相当キツそうなコースだったので回収されておいて本当に良かったと思った。

 

 

感想

 

パンターニでは相当終わっていた体がやっとマシになってきたという感じだった。

登りのフィーリングもそこまで悪くは無かったが筋肉にはダメージが溜まっていっており、それに耐えれなくなって千切れてやめたという感じだった。

ここからしばらくの間ワンデーレースが連続し続けるので、怪我しないように、調子がガタ崩れしないように気を付けて頑張っていきたい。

 

 

キツさレベル

登りのペースが上がるところでは中々キツかった。

後半は蓄積したダメージがジワジワ効いてきてダメになってしまったという感じだった。

無理に粘ったりはしていないのでダメージはそこまで残っていないと願いたい。

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2016年9月19日 (月)

メモリアル・マルコ・パンターニ

メモリアル・マルコ・パンターニ

 

クラス:1クラス ワンデーレース

開催国:イタリア

日程:9月17日

距離:189.8km

天候:雨

出場チームメイト:ダミアーノ・クネゴ、アレサンドロ・ビソルティ、小林・海、小石・佑馬、ピエールパオロ・デネグリ、イウリ、フィロージ、山本元喜、ジャンフランコ・ジリオーリ

 

イタリアの東海岸で行われた、あのマルコ・パンターニの名前が冠されたレース。

レースガイドの本にもマルコ・パンターニの写真だらけ(全て同じ写真)

 

 

レース前のミーティング

 

自分への指示は逃げろという指示。

今日のレースは逃げが重要になると言っていた。

 

 

 

レースレポート

 

集団中盤に並びパレード中に先頭まで上がった。

レース開始の号砲とともにアタックした選手に付いて行く。

4人で飛び出し後ろを振り返ると結構離れている。

「もしかしたらこれで決めれるか!?」と思い一生懸命、前を牽く。

しかし、体が重い。

思っているように反応しない。

これはかなり不味い。

だが、それ以上に飛び出した他の選手が弱い。

パークホテルの選手は大柄なこともありかなり力強く引いてくれるが、残りのコルスとよく分からないチームの選手が弱い。

引く距離が短いしペースが落ちる。

何しにアタックした?

仕方が無いので他の選手を休ませてローテーションの協調を取るために長めに牽く。

結構長めに牽いてから交代するとパークホテルの選手が出てくる。

そして後ろから「ダイダイダイ(行け行け行け)」と前に出ずに叫んでくる奴がいる。

ふざけるなお前が行け。

これは協調するのは無理だし、後ろに確実に追いつかれると判断しやめる。

直後に集団に追いつかれる。

かなりキツイ。

もう少し頑張ろうと思い前に上がって再びアタックに反応するが決めれず。

集団に飲み込まれてからは動けず。

集団内でとにかく早くアタック合戦が終わるのを待つ。

しかし終わらない。

こういう日に限って長い。

集団内で小石と並走になり小石が「アタック合戦長いっすねぇ」と疲れ気味に言ってくる。

「うん……」といった瞬間、集団前方ど真ん中で落車が発生。

かなりの人数を巻き込みながら横に広がっていく。

自分の走行ラインはギリギリ抜けれそう。

誰かが自分の尻を思いっきり押して来るが無視。

横にいた小石は急ブレーキをしながらフレームアウトしていく。

あの位置では巻き込まれたかもしれない。

さよなら小石……。

自分はギリギリ横をすり抜けて先に進む集団先頭を追いかける。

前に追いてひと息つこうとするが逃げが決まっていないためペースが落ちない。

落車のせいで集団の人数が50人近くに削られている。

遅れているエースも多いはずなのでペースを落として待つかも?と思っていたが、逆に遅れた選手に鞭を打つかのように集団のペースが速いまま進む。

上りが始まる。

苦しむ。

かなり辛い。

ポロポロと遅れていく選手もいる。

集団前方ではアタックが連続し集団が分断され始めている。

登り切ったところで20人弱が先行する状態。

そんな逃げは決めさせないとでもいうかのように高速の追走が始まる。

ヘアピンの連続するコーナーをかなりのスピードで下る。

下りが終わり平坦もハイペースで突き進む。

常に辛い。

早く終わってくれと思うが、終わったところで何も出来そうにない。

コーナーが連続し、道も細いせいで集団前方の様子はほとんど分からない。

無線からは時々「何人が逃げている」という情報が入ってくるが常に20人ほどが先行している感じ。

その後、デネグリとビソルティの入った20人弱の逃げが決まりペースが落ち着く。

マジでヤバい、かなり辛いと思いながら走っていると山岳ポイントへの上りが始まる。

集団の戦闘が1列になって縦に伸びている。

ペースが上がっている……。

自分の走っている位置のペースも上がる。

頑張って踏むがドンドン遅れていく。

一瞬で集団最後尾に送られそのまま他の選手と共に千切れる。

チームカーの車列にパスされていき、最後尾車に抜かれてレースが終わってしまった。

50km弱。

久々に相当に悲しかった。

 

 

感想

 

調子が悪いとかではなくて「弱い」この一言に尽きると思う。

色々あったが練習量が圧倒的に足りていない。

今一度集中しなおし、やる気をカチ上げて練習し体を目覚めさせるしかない。

同じDNFだとしても、さすがに今回のような結果は良くない、レースに出ている意味がない。

体が完全に衰えているというわけではない(と願いたい)はずなのでしっかりとしたトレーニングで刺激を入れなおせば動いてくれるはずである。

オーバーワークに気を付けながらも、いい練習をして次のレースに挑めるようにしたい。

 

 

キツさレベル

かなり辛かったがあまりにも短すぎた。

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2016年9月 5日 (月)

GP・デ・フォルミエ

GP・デ・フォルミエ

 

クラス:HCクラス ワンデーレース

開催国:フランス

日程:9月4日

距離:205km

天候:雨

出場チームメイト:ダミアーノ・クネゴ、グレガ・ボーレ、イゥーリ・フィロージ、エドワード・グロス、ジャンフランコ・ジリオーリ、ニコラス・マリーニ、アントニオ・ニーバリ、山本元喜

 

フォルミエ周辺で行われた周回を組み合わせたレース。

 

 

レース前のミーティング

 

自分への指示は逃げれれば逃げて、できなければ集団待機。

またチームカーにボトルを取りに下がるときには1回で全部受け取って集団に戻るようにと言われる。

 

 

レースレポート

 

雨が降る中スタートラインに並ぶ。

朝から感じていたが今日は胃の調子が悪い気がする。

パレードが終わりレースが始まる。

かなり強い雨が降っていて視界も路面も状態がよくない。

1つ目のロータリーで選手が2人スリップして落車していた。

コーナーが苦手な自分がこんな天候で集団先頭をキープできるわけがないので先頭にいれる内に、ということでアタックに反応する。

昨日とは違い勢いのあるアタック合戦で何度か動くが決めれず。

8人ぐらいが飛び出したところに単独でブリッヂをかけに行く。

ちょうど追いついたところで8人から2人が再び飛び出す。

追いついた勢いでそのままで飛び出した二人2人を追いかける。

しかし足が足りず追いつけず。

集団に吸収され、前の2人も追いつかれる。

そのまま集団に飲み込まれる。

やはり胃の調子が悪い軽く吐きそう。

雨も強烈に降っているし辛い。

内臓系の頑丈さに自信のある自分としては初めての経験。

中国やインドネシアといった環境の悪いレースでも下痢になることは有っても吐き気がする事は無かった。

正直降りてしまいたいが、ここから回復する可能性もある。

逃げが決まるまでのハイペースな集団のほぼ最後尾で伸び縮みする集団に苦しみ続けるも粘る。

幸いなことに比較的早くに逃げが決まり集団が落ち着く。

集団後方で疲労を回復させているとコーナーで後輪が滑る。

おかしな滑り方だったので確認すると後輪がパンクしていた。

無線でチームカーに連絡し後輪を交換し再スタートする。

その際に体調がよくないと伝える。

無線から体調が悪ければ降りていいと言われるが、回復する可能性もあるし悪化しない限りは走ることにする。

その後雨が弱まり吐き気も少しずつ収まってくる。

余裕があるのなら前方にいた方がいいと考えて前に上がっていく。

マリーニやジリオーリに「体調がよくない」と伝えながらも前に上がっていき、グレガとクネゴのそばで走る。

しばらく3人で走っているとクネゴから「昨日よりも調子が良さそうだな?」と聞かれる。

「胃の調子が悪くてあまり良くない」と伝える。

コースは平坦基調のアップダウンコース。

昨日と同じようなコースプロフィールだが、路面もよくコーナーも少ないためかなり走りやすい。

コースマップのみではレースの厳しさが判断できないという良い例だろう。

基本的には短い上りが多く勢いで登りきることが出来るのでそこまで苦しむことは無い。

しかし時々現れる少し長めの上りでは苦しむ。

前半に不調のせいで後方にいて伸び縮みで苦しんだことと、その際に全力で踏む過ぎていたせいで筋肉へのダメージが残っている。

正直、最後まで残れる気があまりしない。

しかし残れるところまでは残った方がいいだろうと思い頑張る。

その後徐々にペースが上がっていき、それに連れて集団後方に追いやられていった。

最終的に130kmの少し長めの登りで耐えれずに遅れてしまいDNFになった。

 

 

感想

 

やはりただでさえ辛いヨーロッパのハードなレースでは体調が悪い状態で走ってもどうしようもなかった。

途中で回復しても前半で苦しんだダメージを回復させることが出来るわけも無いし、それを回避したければ前半から普段通りに走る意識を強く持つ必要があるのだと感じた。

そもそも体調が悪くならないことが前提条件なので今回の原因をしっかりと分析しておきたい。

調子よく臨めていれば最後まで残ることが出来ていただろうレースだけに中々悔しかった。

高地でトレーニングを積んで挑んだレースだったのに2連続で不発に終わってしまいショックだった。

気持ちを切り替えて残るレースに向けて全力を尽くせるように調整と対策をしっかりして万全で挑めるように頑張りたい。

 

 

キツさレベル

前半の体調不良から苦しんでいたせいでレースが全体的に辛かった。

昨日の疲れを抜き切れていなかったせいもあり最後は踏み切れなくなって終わってしまった。

心肺系は辛くなかったが筋肉が限界という感じだった。

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2016年9月 4日 (日)

ブリュッセル・サイクリング・クラシック

ブリュッセル・サイクリング・クラシック

 

クラス:HCクラス ワンデーレース

開催国:ベルギー

日程:9月3日

距離:199.3km

天候:曇り時々小雨

出場チームメイト:グレガ・ボーレ、ダミアーノ・クネゴ、イゥーリ・フィロージ、エドワード・グロス、ニコラス・マリーニ、アントニオ・ニーバリ、山本元喜、ジャンフランコ・ジリオーリ

 

ブリュッセル近郊で行われたアップダウンを繰り返すレース。

 

 

レース前のミーティング

 

今日は去年のこのレースで上位に入っているグロスをメインに、マリーニとグレガを含めた3人でゴールスプリントを狙うという作戦。

残りのメンバーは逃げを狙ったり、指示に従ってアシスト出来るところでは動くという感じ。

 

 

レースレポート

 

10分ほど前にスタートラインに並びに行く。

10分前ということもあり、まだ他のチームプレゼンテーションがサインボードで行われている。

ちょうどクイックステップのプレゼンが行われている。

会場に「マルセーィル・キッテル!」というプレゼンターの声が響いている。

横にいたグロスに「キッテルが来てるんだ?」と確認すると、「キッテルが来てるけど、俺が1位でキッテルが2位」と言っていた。

キッテルが来てるのか……。

下らないことは考えないようにしてレースに頭を切り替える。

今日のレースはアップダウンが連続するが最終的にはゴールスプリントになるであろうレース。

ブエルタの裏レースとはいえ、キッテルが来ているように各チームエーススプリンターを連れてきているはず。

そうなればゴールスプリントのアシスト要因もかなり充実したメンバーがいるはず。

逃げを追走する選手は余るほどいるはずなので逃げ切りの可能性は低い。

だが逆に考えればそれだけ追走の人数が揃っているということは多少多めの人数でも逃げが決まる可能性が高い。

それに、どうせ逃げが決まるならさっさと決めてしまおうとなり、早く逃げが決まる可能性もある。

最初からアタックに反応できるようにできる限り前に並ぶ。

ピストルの発砲音っぽい単発の号砲でパレード開始。

横でクネゴが「誰か撃ち殺されたか?」と言っていた。

パレード中に頑張って集団先頭に上がる。

0kmを通過しレースが始まる。

2車線の沿道の木が高く伸びて上で繋がった緑のトンネルのような道でアタック合戦が始まる。

あまり激しくない。

静かな感じでアタックがかかっては捕まる。

自分も飛び出してみるがイマイチ。

高地でトレーニングしていたこともあり息は上がるがすぐに回復する。

何度か仕掛けてみるが決まらない。

自分の経験的に今回のアタック合戦は長引きそう。

「どうせ最終的にゴールスプリントになるなら逃がしてくれよ」という選手が多すぎて逃げが決まらないパターン。

それにワールドツアーチームも飛び出しに選手を送り込んでいる。

各チームがスプリンターを揃えている以上、自チームの選手を逃げに送り込むことで先頭のローテーションに加わらなくてよくなる、というのはゴールスプリントに向けてのアシストを温存するという面でかなり有利に働く。

当然それを阻止するための潰し合いも発生するわけで、そうなると余計に決まりにくくなる。

キツメの短い上りで集団内に飲み込まれたことでアタック合戦に参加するのをやめる。

長引くなら無理に前で動き続けた分だけ無駄足になる。

それなら集団内で様子を見て、楽に前に上がれそうなタイミングで先頭に出て逃げに挑戦する方がいい。

そんなことを思っているとアップダウンが連続し始める。

逃げが決まらないことによりアップダウンで延々とアタックが繰り返され、集団がそれに引っ張られて高速で進む。

かなりキツイ。

余裕があれば前に上がるとか格好つけてる場合じゃない。

千切れないように全力で付いて行くので精一杯。

今まで苦しんできた数々のベルギーでのレースがフラッシュバック。

「……あぁ、ベルギーってこんな感じでしたよね……」と思いながら集団中盤から後方で苦しみ続ける。

もう、逃げとかどうでもいいからさっさと決まってペースが落ちてくれ……。

そんな願いも届かずアタック合戦が続いたままレースが進む。

40km過ぎで道が広くなり前に上がるチャンスができる。

逃げは決まっていない。

皆さんお疲れの様子でアタックにもキレがない。

チャンスと思い急いで前に上がる。

あと少しで先頭、というタイミングでアタックがかかり「アタック合戦終りょ~う」という声が上がる。

が、無視されてアタックが続く。

そろそろ逃げが決まりそう。

先頭に出て他の選手のアタックに付いて行く。

2回ほど行ってみたが決めれず。

それまでアップダウンで苦しんでいたこともあり集団に飲み込まれる。

今日は無理だ。

その後、50km過ぎで逃げが決まる。

上りで飛び出した8人くらいが逃げを形成したらしく、もし自分がその場にいても加われていなかっただろう。

そこからは集団内で休みながら走る。

両サイドに収穫の終わった麦畑の広がる田舎道や小さな町の中を繰り返し通過する。

田舎道は道が悪いこともあれば急な下りでブラインドコーナーが現れることもある。

小さな町の中は路面が石畳とまでは言わないがレンガが敷き詰めてあるような道も多いし道幅も狭いうえにロータリーも現れる。

休みながら走るとは言うが、様々な要因で集団が伸び縮みを繰り返し、落ち着いて走ることはなかなか難しい。

比較的前方に位置取っているマリーニのそばで走るがそれでも地味に疲れる。

無線から逃げとのタイム差の情報が何度か入ってくるが3分を超えることは無い。

逃げが潰されるのは確定的だろう。

自分のボトルの水が切れたので無線で連絡してから集団後方に下がりチームカーを呼ぶ。

チームカーがやってきたので、下がる際に他のチームメイトから預けられた上着やアームウォーマーを渡して水を受け取る。

背中に7本のボトルを詰め込んで集団に戻る。

その後90km過ぎの補給所でサコッシュの受け取りに失敗したのでしばらくしてペースが落ち着いたところで再びチームカーまで下がる。

同じく受け取りを失敗したマリーニとフィロージに頼まれたコーラを余分に受け取って集団に戻る。

フィロージにコーラを渡してマリーニにボトルとその他諸々を受け渡してから再びマリーニのそばで地味に足を削られながら待機。

しばらくして他のメンバーも前方に上がってくる。

逃げとのタイム差が1分半ほどになってきたこともあり集団前方の密度も上がってくる。

無線からジリオーリに「前に出てローテーションに加われ」という指示が出る。

しばらくしてから自分も加われと言われて前に上がる。

ラスト60kmほどで集団の密度が上がっていることもあり中々前に上がれない。

緩めの上りで集団が縦に伸びたので、その横を一気に前まで上がる。

先頭まで上がったは良いが何か様子がおかしい。

集団先頭がどこかわからないほどに色々なチームが前に上がってきて並走している。

何だこれ?と思っているとジリオーリが横から現れたのでその後ろに入る。

しばらくジリオーリが粘っていたが平坦に入ったところで自分もろとも飲み込まれる。

他に先頭を引きたいチームがいるのであればわざわざ前に上がる必要がないので集団内に戻る。

そこから本格的にペースが上がる。

緩いアップダウンでペースが上がり集団後方で苦しむ。

上りの途中でとうとうベルギー名物『石畳』が始まる。

それまでにも短めの石畳は何度か現れていたが、今回のように長いのは初めて。

両サイドの溝の部分のみが石畳になっておらずそこに選手が逃げ込んで左右に2列になって走る。

その真ん中を逃げ遅れた間抜けな選手が走る。

当然自分も間抜けな選手側。

両サイドの溝の部分を走るのにもデメリットはある。

必然的に1列になって走る必要が出てくるので、前の選手が中切れを起こしても気づきにくいし気付けても差を埋めることが難しい。

両サイドで石畳区間を楽に突破できたと思っていても、いつの間にか集団から遅れておりそのまま復帰できずに終わるということもある。

石畳の道では一度速度が落ちてしまうと再加速はかなり困難。

低速度で石畳を走ると石を一つ一つ越えるように走ることになるため、進む力が上の方向の力に変換されてしまい速度が出ない。

逆に高速で走れば石に突っ込んで石の上を跳ねるように走ることが出来るので速度が落ちにくい。

その分衝撃は激しくなるしハンドリングも悪くなるのでかなり怖いが仕方が無い。

さらに石畳ではチェーンが跳ねてチェンリングから落ちてしまうことが多々ある。

そのリスクを少しでも減らすためにアウターにチェーンを入れる。

こうすることでチェーンが伸びてリアディレイラーに引っ張られるため落ちにくくなる。

一番引っ張られるのはアウターローの組み合わせだがそれではギア比が小さすぎるので何枚か落として調整する。

間違ってもインナートップなどは使ってはいけない。

ゴリゴリ踏んで石畳を突破。

結構足に来ている。

石畳で伸びた集団が縮まるために緩い下りを猛スピードで突っ込んでいく。

千切れてしまいたいが後ろに迷惑がかかるので我慢する。

下りきって緩やかな上りをハイペースで駆け上がる。

しばらくの間粘ったがジワジワと遅れていく。

上り切り、集団はハイペースで下っていく。

そこに追いつけるわけもなく完全に遅れる。

ここから走って帰るのかと思っていると後ろからクネゴがやってくる。

「一緒にローテーションするぞ」と言われてペースを落として流しながら走った。

その後前から遅れて来たニーバリとグロスに合流し、他の遅れた選手も吸収して最終的に10人ほどの集団でゴールまで走った。

途中で交通規制が解除されていたので薄々わかってはいたがDNFだった。

 

 

感想

 

久しぶりのヨーロッパのワンデーレースでこれがヨーロッパという感じだった。

ベルギーのレースに出場するのも久しぶりでベルギーってこういうレースだったなと思うことが何度もあった。

いつもであれば「2度とベルギーのレースは走りたくない」と思うくらいにボロボロになるが、今回はそうでもなかったのでそこまでベルギー色全開のコースではなかったと思う。

それでも短めの丘越えのアップダウンが連続するのはベルギーらしく、高低差100mの上りがほぼ無かったにも関わらず、獲得標高2000m越えはかなり上っていると感じた。

道の細さや下りのコーナー感じもベルギーらしく、「以前に走ったことがあるんじゃないか?」と勘違いするような箇所も何度かあった。

今回のレースでは急な上りの石畳が無かったためその点においては助かったと思っている。

高地トレーニングを積んでいたおかげもあり、回復能力は高くなっていると思う。

具体的には一度息が上がってしまってもすぐに息切れが収まる。

明日もレースがあるので頑張りたい。

 

 

キツさレベル

ジワジワと足には来ていたがそれが原因で遅れてしまったというわけではなかったので苦しみ続けて終わったという印象は薄かったのでそこまでキツイとは感じなかった気もする。

最終的に筋肉が耐え切れなくなり千切れたという感じだったので、千切れてから足の重さはあったが、疲労困憊という感じではなかった。

筋肉にはダメージが来ているのでしっかりほぐしておきたい。

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